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“好調”鹿島がMF樋口雄太の直接FK弾で4試合ぶり白星! 湘南は10戦未勝利に

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[6.11 J1第17節 鹿島 1-0 湘南 カシマ]

 J1リーグは11日、各地で第17節を開催した。8位鹿島アントラーズはホームで16位湘南ベルマーレと対戦。1-0で勝利した。

 リーグ戦8試合無敗ながらも、ここ3戦で引き分けが続いている鹿島。本拠地のカシマサッカースタジアムで4試合ぶりとなる勝利を目指した。一方の湘南は、9戦未勝利。敵地に乗り込み、10試合ぶりの勝ち点3を狙った。

 試合は前半立ち上がりからアウェイチームが攻勢に転じた。ただ、前線のFW町野修斗を起点に多くの決定機を作るも、1点が遠い。すると、先にスコアを動かしたのはホームチームだった。

 前線のFW鈴木優磨をターゲットに攻撃を仕掛ける鹿島に対して湘南のファウルが増えると、前半41分にボール奪取から仕掛けたDF関川郁万がペナルティエリア手前の良い位置でフリーキックを獲得。このチャンスをMF樋口雄太が右足で直接決めて先制点を手にした。

 試合は鹿島の1点リードのまま前半を折り返すと、後半はホームチームのペースで進む。立ち上がりから攻撃の手を強めると、同7分には左サイドのDF広瀬陸斗からのクロスに途中出場のMF藤井智也が飛び込み、ポスト直撃の惜しいシュートを放った。

 反撃に出たい湘南は後半12分に2枚替え。MFタリク、MF茨田陽生を下げてMF阿部浩之、MF奥野耕平をピッチへ投入。攻撃の活性化を図った。鹿島は同21分に広瀬に代わってDF昌子源。さらに、同25分にはMF荒木遼太郎がピッチへ送り込まれた。
 
 次のゴールが重要になってくる接戦。湘南はまずは同点弾を目指して後半28分にMF中野嘉大とFW鈴木章斗をピッチへ。ここまで攻撃をけん引していた町野は、左足首を痛めた様子でこのタイミングでベンチに下がった。

 その後、試合は一進一退の攻防となると、互いにゴール前へ攻め込み連続攻撃を仕掛ける。鹿島は後半36分にペナルティキックを獲得するも、この決定機でキッカーを務めた鈴木のシュートはGKソン・ボムグンの好セーブに阻まれた。

 しかし、ここでビデオアシスタントレフェリー(VAR)が介入。湘南の選手が、鈴木のキックの前にペナルティエリア内に侵入していたとしてPKがやり直しとなった。ただ、こちらもソン・ボムグンがビッグセーブで阻止。右に飛んでシュートを弾き出した。

 守護神の好守に応えたい湘南だが、鹿島もホームで負けられない。堅い守備からカウンターで相手ゴールを脅かした。試合は1-0のままタイムアップ。鹿島が無敗を9試合に伸ばし、4試合ぶりとなる白星を飾った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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