[6.11 J1第17節 名古屋 2-1 福岡 豊田ス]

　J1リーグは11日に第17節を行った。名古屋グランパスとアビスパ福岡の対戦は、名古屋が2-1で勝利した。

　3位名古屋は前節・セレッソ大阪戦で勝利して今季初の3連勝を収めた。一方、福岡は5試合で未勝利。11位からの順位を上げるべく、敵地の豊田スタジアムに乗り込んだ。前半は両者果敢に攻め立てるが、ゴールまで遠い。前半終了間際にチャンスを掴んだのは名古屋。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックから相手のハンドが認められてPK獲得。MFマテウス・カストロが決め切り、先制に成功した。

　0-1で後半に折り返した福岡は、開始から追いかける展開に。後半20分、相手のファウルで福岡もPKを獲得する。MF佐藤凌我が冷静にゴール左隅に決め切ると、自身J1初ゴールで1-1と同点に追いついてみせた。

　しかし、名古屋はすかさず勝ち越してみせる。後半24分、マテウスの左CKをDF藤井陽也がニアサイドで後方に逸らす。FWキャスパー・ユンカーが鋭い反応から左足でゴールに押し込み、2-1と再びリードした。名古屋はこの得点でJ1通算1500得点を記録している。

　後半38分、試合が中断するアクシデントが起きる。スタンドの観客に異変を感じた川俣秀主審が急きょ試合を中断。クラブドクターが急病人が発生したとみられる現場に駆け付け、約15分ほど対応していた。その後、試合は再開されている。

　試合はそのまま終了し、名古屋が2-1で勝利。連勝を4に伸ばし、暫定順位で2位に浮上した。

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