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満田誠らの不在惜しむ広島スキッベ監督「3人がいないことで若干クオリティーが落ちている」

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MF川村拓夢らが奮闘するも敗戦

[6.11 J1第17節 川崎F 1-0 広島 等々力]

 0-1で終盤を迎えたサンフレッチェ広島は最後の最後まで攻勢を仕掛けたが、川崎フロンターレの守備陣を破ることはできなかった。ミヒャエル・スキッベ監督は「パフォーマンスには非常に満足している」としながらも「90分、95分と非常に素晴らしいパフォーマンスができたが、そこからゴールまで行けなかったと悔やんだ。

 前半にはMF川村拓夢の飛び出しから決定機に結びつけ、後半にはショートカウンターとパワープレーで相手に圧力をかけた。シュート数でも15対9と上回り、敵地で互角の内容を展開した。しかし、後半11分にカウンターから喫した失点が重くのしかかり、最後までゴールは遠かった。

 スキッベ監督は記者会見で「示した情熱に関しては非常に満足している。体を張って守り切るところ、最後まで諦めないところ、これが最後まで表れたいい試合だった」と述べつつ、「自分たちの選手3人、塩谷、満田、ソティリウがいないことで若干クオリティーが落ちていると感じている」と述べ、負傷離脱しているMF満田誠、DF塩谷司、FWピエロス・ソティリウの離脱を惜しんだ。

「非常にクオリティー高い3人の選手がいない状況にある。シオはJリーグでもトップクラスのDFで、マコは日本でトップクラスのオフェンス。ピエロスはいろんな国で得点王になるような点の取れる選手。そういう選手が1週、2週欠けることはこれからもあるだろうが、3か月などといった長いスパンでいないことは非常に厳しい状況だ」

 この日の敗戦で順位を一つ下げ、5位でのシーズン折り返し。指揮官は「まず29ポイント取ったところで昨年より多い数字。それには満足している。ただ3人いないこと。彼ら揃えばクオリティーの高い、Jリーグでも上位を狙える良いサンフレッチェを見せられるが、いないのは苦しい状況だ」と厳しい表情を浮かべた。

(取材・文 竹内達也)
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