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J1担当で絶賛相次いだマドレイ主審が帰国…日本の文化に感銘「審判の技術だけでなく、箸の使い方も上達しました」

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素晴らしいレフェリングを披露したアンドリュー・マドレイ主審

 日本サッカー協会(JFA)の審判交流プログラムで来日してJ1リーグやキリンチャレンジカップなどを吹いたアンドリュー・マドレイ氏が任務を終え、イングランドへ帰国した。プレミアリーグで主審を務める同氏には大きな期待が寄せられていたが、それに応える見事なレフェリングを各試合で披露した。

 マドレイ氏の来日初戦は4日に行われたJ1第16節・浦和レッズ対鹿島アントラーズ。いきなりのビッグマッチ担当となったが、試合後に両チームの選手から称賛の声が出るなど高いコミュニケーション力を発揮して魅力的な試合展開に貢献した。翌節のガンバ大阪対FC東京も選手やチームから大きな不満の声が出ることなく、捌ききった。

 15日にはキリンチャレンジカップ・日本代表対エルサルバドル代表の主審を担当した。開始早々に2点が生まれて退場者が出るなど珍しい展開となったが、それでも適切な判定を重ねて日本でのラストマッチを終えている。

 帰国に際してマドレイ氏はJFAを通じ、コメントを発表。「自分の経験やスキルを日本の審判員と共有するとともに、彼らの経験から学ぶことで新しいスキルを身につけることができました。Jリーグのサッカーのスタイルや雰囲気を満喫しました」と振り返り、「ファンや選手が私やお互いに対してリスペクトを示してくれることを、イングランドでもぜひ見たいところです!」と思いを綴った。

 また、審判活動のほかに日本の文化に触れる機会もあったという。都内の観光名所を訪れたほか、「京都は本当に美しいですね!」と伝統的な日本文化にも感銘を受けたようだ。

 マドレイ氏は日本での日々を「本当に最高でした」と総括し、「私が試したものはすべて素晴らしく、試して気に入らなかったことは一つもありませんでした。審判の技術だけでなく、箸の使い方も上達しました」とコメント。「妻、子供たち、そして私自身への美しく心のこもった贈り物をスーツケースに詰めてイギリスに戻りました。我々は、皆さんの寛大さに心より感謝しています。これは決して私の最後の日本訪問ではありません。JFAの皆さんのご配慮のおかげで、今回の経験は最高なものとなりました。ありがとうございました」と伝えている。

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