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FC東京がクラモフスキー新監督初陣で勝利! D・オリヴェイラ2発で後半戦白星スタート、2位・名古屋は連勝が4でストップ

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新生・FC東京が後半戦白星スタート

[6.24 J1第18節 FC東京 2-0 名古屋 味スタ]

 J1リーグは24日に第18節を行った。FC東京名古屋グランパスの対戦は、FC東京が2-0で勝利。前後半にFWディエゴ・オリヴェイラが2ゴールを決めた。ピーター・クラモフスキー新監督の初陣を白星でスタートさせた。

 シーズン後半戦の初戦は、対照的なスタートとなった。FC東京はリーグ戦3連敗で5勝8敗4分の12位で折り返し、アルベル前監督が解任。18日のルヴァン杯は安間貴義ヘッドコーチが暫定指揮を執り、今節がクラモフスキー監督の初陣となる。一方、名古屋は4連勝で10勝2敗5分の2位。首位・横浜F・マリノスとの勝ち点差も1と迫っている。

 クラモフスキー監督は初陣で4-2-1-3の布陣を敷く。GKはヤクブ・スウォビィク、4バックは左からDF長友佑都、DFエンリケ・トレヴィザン、DF森重真人、DF小泉慶。ボランチ2人はMF松木玖生とMF安部柊斗で、トップ下はMF渡邊凌磨。前線3枚は左からFW俵積田晃太、D・オリヴェイラ、FW仲川輝人となった。

 名古屋は前節・アビスパ福岡戦(○2-1)から先発を1人変更。DF野上結貴がスタメン復帰となった。3-4-3の布陣で、GKはランゲラック、3バックは左からDF藤井陽也、DF中谷進之介、野上。ボランチ2人はMF米本拓司とMF稲垣祥で、左WBは日本代表から帰還したMF森下龍矢、右WBはMF和泉竜司。前線は2シャドーのMF永井謙佑とMFマテウス・カストロ、最前線にFWキャスパー・ユンカーが入った。[両スタメン&布陣]

 序盤からFC東京がハイプレスを仕掛け、名古屋は相手のプレスをかわして前進を狙う。徐々にFC東京がチャンスを作り始めると、前半18分にプレスが結実する。左サイドから圧をかけ、エンリケがインターセプト。ボールを拾った松木から安部につながり、トラップした渡邊が前を向く。浮き球パスを受けたD・オリヴェイラが反転しながら左足シュートを放ち、ゴール左隅に流し込んだ。

 エースの今季8ゴール目で先制したFC東京だが、前半33分にアクシデント。仲川が交錯による負傷から一度はプレーを続けるも、自ら続行不可能の意思を示して途中交代。MF塚川孝輝が出場し、トップ下に入った。仲川の位置には渡邊が移動している。

 追いかける名古屋は前半5本のシュートを放つが、決定的な場面は作れず。前半はFC東京が1-0のリードで折り返した。ハーフタイムで名古屋が交代カードを切る。米本を下げ、MF山田陸が投入された。山田がアンカーの位置に入り、稲垣とマテウスがインサイドハーフに、前線はユンカーと永井が2トップを組んだ。

 拮抗状態が続くと、後半19分から互いに交代選手を入れる。FC東京は俵積田に代えてMF東慶悟、名古屋は永井と和泉を下げ、MF重廣卓也とDF河面旺成が出場した。名古屋は森下が右WBに移動し、マテウスがユンカーと2トップを組む。重廣がインサイドハーフに、河面が左WBに入った。

 一進一退の攻防が続く中、後半35分にスコアが動く。FC東京は敵陣付近でボールを持つと、松木が相手の隙を突くパスを左サイドに通す。反応した安部がノーマークでクロスを上げ、PA内のD・オリヴェイラが強烈なヘディングシュート。勝利を決定づける追加点を挙げ、2-0と点差を広げた。

 名古屋は後半39分、途中出場のFW貴田遼河がPA手前から強烈なシュートを放つ。GKスウォビィクにセーブされたものの、こぼれ球をユンカーが押し込んだ。しかしオフサイドの判定でノーゴールとなった。

 FC東京は終盤に交代カード2枚を使い、FW野澤零温がJ1デビュー。野澤は果敢に右サイドから突破を仕掛けた。試合はそのまま終了し、FC東京が2-0で勝利。連敗を3で止め、後半戦初戦を白星で飾った。

(取材・文 石川祐介)
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