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指揮官&主力不在の広島、鹿島に先制許すもMFエゼキエウ弾でドローに持ち込む

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[7.8 J1第20節 広島 1-1 鹿島 Eスタ]

 J1リーグは8日、第20節を開催した。エディオンスタジアム広島では、7位サンフレッチェ広島と6位鹿島アントラーズが対戦。1-1で引き分けた。

 3連敗中の広島は、試合前日に体調不良者が相次ぎ、主力の半分近くがメンバー外に。ミヒャエル・スキッベ監督も不在となり、迫井深也ヘッドコーチが指揮を執った。対する鹿島は現在2戦未勝利。3試合ぶりとなる白星を目指して敵地に乗り込んだ。

 試合は立ち上がりにアウェイチームがスコアを動かした。鹿島は前半5分、ピッチ中央でフリーキックを得ると、MF樋口雄太がゴール前に入れたボールをDF関川郁万が頭で合わせて先制。捻じ込むようにネットに突き刺した。

 1点ビハインドの広島は最終ラインからボールを繋いで前進を図る。ゴール前まで持ち込みシュートチャンスを作るも、ネットを揺らすには至らなかった。すると前半24分にアクシデント。先発出場したMF越道草太が座り込んでしまい、MF茶島雄介との交代でピッチを後にした。

 広島は前半43分、背後からのボールを前線でキープしたMFエゼキエウが豪快弾。右足でゴール右を狙ったシュートはGK早川友基の好セーブに遭い、1点ビハインドのまま前半を折り返した。

 後半立ち上がりから攻勢に転じた広島は同3分、コーナーキックの流れからFWナッシム・ベン・カリファの落としをMF野津田岳人が狙う。右足から放たれた強烈なシュートはクロスバーを叩いて同点ゴールとはならなかった。

 それでも後半10分に広島が追い付く。自身深い位置で相手のボールを奪うと、野津田、MF東俊希、ベン・カリファと繋いで一気に前線へ。エゼキエウが相手ディフェンスラインの背後にできたスペースを上手く突くと、そのまま持ち込んでGKとの一対一を冷静に沈めた。

 同点とされた鹿島は交代枠を使いながら勝ち越しゴールを狙う。後半23分にはMF仲間隼斗に代わってMF藤井智也、同27分には樋口、関川に代わってMF荒木遼太郎、DF昌子源がピッチへ送り込まれた。

 鹿島は前線のFW鈴木優磨をターゲットに攻撃の手を強めると、広島は耐えながらチャンスをうかがう。後半39分には野津田を下げてMF松本泰志を投入。攻守のバランスを取った。

 試合は終盤にかけて一進一退の展開。互いにゴール前でチャンスを作ったが追加点は生まれず、1-1の引き分けに終わった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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