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川崎Fは山田新&宮代大聖のアカデミー同期がアベック弾、瀬川がダメ押し弾! 横浜FC撃破で3戦ぶり白星

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川崎Fが3試合ぶりに勝利

[7.8 J1第20節 川崎F 3-0 横浜FC 等々力]

 J1リーグは8日に第20節を行った。川崎フロンターレ横浜FCの対戦は、川崎Fが3-0で勝利。前半12分にFW山田新、同36分にFW宮代大聖とアカデミー時代の同期が2得点。終了間際にはMF瀬川祐輔がダメ押しの3点目を挙げた。3試合ぶりの勝利で暫定8位に浮上した。

 直近2試合で1敗1分と、上位進出に向けてもう負けられない10位・川崎F。先発を3人変更し、GKチョン・ソンリョン、MF瀬古樹、山田が入った。4-3-3の布陣を敷き、GKはソンリョン、4バックは左からDF登里享平、DF車屋紳太郎、DF高井幸大、DF山根視来。アンカーはMFジョアン・シミッチ、インサイドハーフは瀬古とMF脇坂泰斗。前線3枚は左から宮代、山田、MF家長昭博となった。

 一方、16位・横浜FCは3敗2分で5試合未勝利が続く。5月20日の第14節では川崎Fに2-1で勝利しており、シーズンダブルを狙う。前節・ガンバ大阪(△0-0)からスタメン変更はなし。3-4-2-1の布陣で、GKはスベンド・ブローダーセン、3バックは左からDFマテウス・モラエス、DF岩武克弥、DF吉野恭平。ボランチ2人はMF井上潮音とMFユーリ・ララ。左WBはMF林幸多郎、右WBはMF山根永遠。2シャドーはMF山下諒也とMF小川慶治朗。1トップはFWマルセロ・ヒアンが入った。[両スタメン&布陣]

 前回対戦で勝利した横浜FCは、より洗練された攻撃で序盤からゴールに攻め立てる。前半7分、ユーリ・ララが自陣近くでスライディングタックルから中盤にパス。さらにボールを収めたヒアンが溜めながら最前線にスルーパスを出す。反応した小川がPA右に入り込んでシュートも、GKソンリョンに阻まれた。

 相手の攻撃を防ぎ切った川崎Fが徐々にペースを掴む。前半13分、細かくパスをつなぎ、登里が左サイドからアーリークロス。ニアサイドに飛び出した山田がひざで押し込み、2月25日の第2節・鹿島アントラーズ戦以来となる今季2点目で先制ゴールを挙げた。

 さらに、川崎Fがチャンスを手にする。前半33分、脇坂からパスを受けた瀬古がPA左にパスを通す。すると宮代が山根永にタックルされてPKを獲得した。キッカーはそのまま宮代。正面に決め切り、6試合ぶり今季5点目で2-0と点差を広げた。

 前半は川崎Fのリードで折り返す。ハーフタイムに両者交代カードを切らない。後半に入っても、流れは川崎Fの時間帯が続く。

 後半19分、横浜FCが3枚替え。ヒアン、小川、林を下げ、FWサウロ・ミネイロ、MF近藤友喜、FW伊藤翔が入る。サウロは1トップに、伊藤は2シャドーの一角に、近藤は右WBに入る。右WBにいた山根永は左WBに移動した。川崎Fも同23分、宮代に代えて瀬川が出場した。35分には横浜FCが山根永と山下を下げ、DF武田英二郎とMF三田啓貴を入れる。直後には川崎Fも脇坂に代えてDF大南拓磨を投入。3バックに変えて守備の強度を挙げた。

 追いかける横浜FCの裏を突き、川崎Fは何度もチャンスを作り出す。横浜FCもサウロや近藤といった突破力を持った選手が果敢に攻め立てた。最後にスコアを動かしたのは川崎F。後半44分、瀬川がPAライン上でパスを受けると、鋭く切り返して右足を一閃。4月1日の第6節・北海道コンサドーレ札幌以来となる今季3点目でダメを押した。

 試合はそのまま終了し、川崎Fが3-0で快勝。横浜FCは6試合未勝利が続いている。

(取材・文 石川祐介)
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