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待望のデビュー戦で早速アシスト…柏DFジエゴ「ようやくスタートライン」

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柏でのデビュー戦となったDFジエゴ

[7.8 J1第20節 柏 1-1 湘南 三協F柏]

 サポーターが待ち望んだデビュー戦となった。今季、サガン鳥栖から柏レイソルへ完全移籍で加入したDFジエゴ。MF高嶺朋樹、MF仙頭啓矢、MF山田康太、DF片山瑛一、DF立田悠悟といった新加入選手が、プレシーズンマッチのちばぎんカップでお披露目される中、移籍組としてはジエゴだけがメンバー外となっていた。

 左SBとして活躍が期待されていたが、リーグ戦が開幕しても背番号3の名前がメンバーに連なることはなかった。そして、3月には左大腿直筋肉離れの治療のため手術をしたことがクラブからリリースされた。

 迎えた第20節、17位・柏対18位・湘南という“裏天王山”となった重要な一戦で、ジエゴは満を持して先発。4バックの左SBに入ると、早速大きな仕事をやってのける。

 前半27分、MF椎橋慧也が中盤でボールを持つと、タッチライン沿いに開いていたジエゴは裏に抜ける動きを見せる。椎橋の縦パスをFWマテウス・サヴィオがスルーすると、湘南守備陣はサヴィオに引っ張られていたため、ジエゴはフリーでボールを受ける。ペナルティエリア内に進入したジエゴは、中央を見ると、FW細谷真大の足元へ。「流し込むだけでした」(細谷)という柏にとって9試合ぶりの先制点をアシストした。

 途中交代となるまでの69分間のプレーを終えたジエゴは、「いまがようやくスタートラインに立てたと思っている」と感慨深く語る。

 試合は、柏が1点リードしたまま迎えた後半アディショナルタイムに、湘南のDF大野和成に同点弾を許し、勝ち点1を分け合う結果となった。

「ホームでサポーターの前でプレーできたのは喜ばしく思いますけど、結果が伴わなかったというところで、いまは試合終わってすぐなので、しっかりゲームを振り返って、自分なりに分析して次のゲームに備えたいと思います」

 勝ち点1を積み上げたことで順位を16位に上げた柏。ミッドウィークの天皇杯・徳島戦をはさんで、次戦は13位のG大阪と対戦する。

(取材・文 奥山典幸)
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