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点差広げる痛恨のPK献上…肩落とす横浜FC山根永遠「本当にみんなに申し訳ない」

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PKを与えてしまったMF山根永遠

[7.8 J1第20節 川崎F 3-0 横浜FC 等々力]

 相手に勢いを与えるファウルを犯してしまった。横浜FCのMF山根永遠は相手にPKを献上してしまい、「自分の判断ミスで0-2になってしまって、本当にみんなに申し訳ないです」と肩を落とした。

 前半戦で勝利を奪った川崎フロンターレとの対戦で、横浜FCは序盤から積極的に攻め立てた。しかし、前半13分に一瞬の隙を突かれて先制を許すと、さらに同36分にピンチを迎える。FW宮代大聖に自陣まで入り込まれたところを山根がボールを狙ったスライディングで襲いかかるも、ファウルの判定。PKを献上してしまい、追加点を許してしまった。

「最初にボールを触ったと思っていたので、レフェリーにPKじゃないよって言った。でも判断はレフェリーが決める。それに対して思うことはない。自分がスライディングせずにしっかり対応していれば。裏を抜かれた分少し焦ってしまって、ボールも近くにあったので届くと思って触ったんですけど、PKという判断はしょうがない」。山根は少しの後悔をにじませながら、その瞬間を振り返った。

 失点を重ねても、持ち味のスピードに乗った攻撃は随所に見られた。だが、結果は0-3の無得点。「相手も少し余裕が出てきて、少し隙ができていた部分もあったが、そこで1点も取れなかったのは重く受け止めないといけない」。ボールを奪ってからのカウンターだけでなく、体力を保たせながらボールを握るなど、攻撃のバリエーションを増やすことも山根は必要と語る。

 ここまで3バック変更などで少しずつ歯車は嚙み合ってきたが、J1で戦ってきたクラブたちを相手にさらなるレベルアップが求められる。「相手のバックラインは後ろ重心で対応していた。ほかのチームも真似するだろうし、自分たちも進化しないといけない」。気持ちを切り替えて、改善を図るつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
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