beacon

横浜FM山根陸はセルティック戦で右SB先発、中盤で躍動した旗手怜央から刺激受ける

このエントリーをはてなブックマークに追加

DF山根陸

[7.19 国際親善試合 横浜FM 6-4 セルティック 日産ス]

 海外クラブを相手に、久々の右サイドバックで先発入りを果たした。横浜F・マリノスのDF山根陸は後半32分までプレー。日本人選手を含め、セルティックの選手から多くの刺激を受けたようだ。

 右サイドで攻守に体を張った。特に攻撃面では前半37分、意表を突くループパスでMFマルコス・ジュニオールの決定機を演出。ボールキープと突破、パスで攻撃を組み立てる。後半21分にはFKの流れから中盤でボールを収め、横にパス。MF榊原彗悟のアシストからDF實藤友紀のゴールが生まれ、チーム4点目の起点となった。

 スコットランド王者との対戦で、自身の出来には満足する様子はなかったが、チームは6-4で勝利。「一瞬のスピードや迫力は相手もある。でも守備のオーガナイズや、組織としての丁寧さや連動は日本のほうがあるかなと思います」。リスペクトしすぎず、Jリーグ王者として上回った部分を分析していた。

 対戦相手には日本人5人が所属。直接のマッチアップはなかったが、それぞれに強い印象を覚えたようだ。FW前田大然とMF岩田智輝は横浜FMにも所属。前田には「やっぱりスピードがある。一瞬でクロスに入るタイミングや相手の背中を取るところ。実際に3点取られましたし、僕から言えることはないけど、いるところにいる。ゴール前にしっかり入っていくところで入っていると感じました」と、岩田には「去年一緒にやっていますけど、本当にフィジカル能力に長けている。僕も頑張ろうと思いました」と刺激を受けたようだ。

 この試合ではSBで対峙はなかったが、本職である中盤でプレーしていたMF旗手怜央には目を見張ったという。「テレビで見るよりも体がしっかりしていて、もちろん上手いですけど、一番びっくりしたのは体の強さ。クオリティも高いし、ターンも上手い」。そのプレーを目に焼き付けつつ、体の強さへの印象を強調した。

 セルティックの1点目、3点目は旗手の体の強さによるボールキープが起点となった。「味方からきついボールが入ってもちゃんと打開できる。旗手選手を見て、自分もはがすところをつけていきたいと思いました。どんどんチャレンジはしますけど、その中でミスを減らしていきたい」。五輪代表からA代表を経験した旗手。その背中を間近で見て、山根もさらなる成長を誓った。 

(取材・文 石川祐介)
●海外組ガイド
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2023シーズンJリーグ特集ページ

TOP