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C大阪“高校生”“大学生”がパリSG戦に途中出場「クオリティが思っていた2個くらい上だった」

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MF石渡ネルソン(左)とDF奥田勇斗

[7.28 国際親善試合 パリSG2-3C大阪 ヤンマー]

 セレッソ大阪は後半に入ると、メンバー10人を変更。ベンチスタートだった“高校生”MF石渡ネルソンと“大学生”DF奥田勇斗も途中出場した。

 石渡は今季より飛び級でトップ昇格した高校3年生。今季はリーグ戦の出場はないが、期待の若手であることに変わりはない。

 この日は「どれだけ出来るか試してやろう」と強い思いを持って臨んでいたが、出場からわずか4分、応対していたMFビティーニャに鮮やかなワンツーでエリア内への侵入を許し、勝ち越し点を決められた。

 相手のラインナップをみれば、同い年のMFウォーレン・ザイール・エメリが先発。年下16歳のMFイーサン・ムバッペもベンチ入りしていた。「相手に同い年の選手や何なら年下の選手もいた。年下の選手には負けていられないですし、そこの気持ちは持ってプレーしていました」。

「パリSGは個のクオリティが凄かった。試合前から分かっていたけど、もう2個くらい上だなと思った。でも普通の高校生なら絶対に出来ない体験。いっぱい課題が見つかったのでもう一回、チームに戻って練習からやっていければいいかなと思います」

 奥田は左目上付近を氷で冷やしながら姿を現した。後半開始直後に競り合った際に頭同士をぶつけてしまったのだという。

 ただプレー面では持ち味の積極的なプレーを随所にみせていた。最初は右SBでの出場となったが、途中からDF毎熊晟矢とポジションをチェンジ。右SHに移ると、プレスをかけ続けて、高い位置でボールを奪うシーンもあった。

 来季の入団が内定する桃山学院大学の4年生。特別指定選手として、5月24日に敵地で対戦したルヴァンカップのFC東京戦でC大阪デビューを飾っていたが、本拠地では初の試合出場になった。

 この後は再び大学での活動に戻る予定。「凄いメンバーとの試合だったけど、あまり意識を向けずに、自分らしいプレーをしようと思っていた。でもすごいサポーターが大勢いる中でプレー出来てす、ごく気持ちよかったです」と改めて実感を持った様子の22歳は、「期待に応えられるにしていきたいです」と更なる成長を誓った。

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