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浦和デビューで6年ぶりにJのピッチに立ったMF中島翔哉「次はよりいいプレーができると思う」

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MF中島翔哉

[8.6 J1第22節 浦和 0-0 横浜FM 埼玉]

 0-0で迎えた後半38分、7月に浦和レッズに加入した元日本代表MF中島翔哉が6年ぶりにJリーグのピッチに立った。MF岩尾憲との交代でトップ下に入ると、浦和のサポーターから大歓声と拍手。「すごくありがたかった」と高揚する気持ちを感じながら、さまざまなフィーリングを手探りするようにプレーした。

 ただ、久々の試合とあってボールタッチが落ち着かない。アディショナルタイムを含めて実質約15分間のプレータイムでは、サイドチェンジのパスをトラップミスで外に出してしまうなど、完全フィットにはもうしばらく掛かりそうな浦和でのデビュー戦だった。

 それでも「このチームで公式戦に出て感じをつかめたのはすごくよかった。いい選手もたくさんいるので、次はよりいいプレーができるんじゃないかなと思う。使ってくれたので、次はもっといいプレーをして、チームを勝たせられるようにしていきたい」と前向きな言葉が並んだ。

 状態については「まだまだ」と本人も認めるが、「できる限り早く良いパフォーマンスを出せるようにしていきたい」と話す表情は明るい。

「やっぱり試合と練習は違うので、試合の実際の雰囲気やチームのことを知ることができたのはすごくプラスになる。それを知った上で練習できるのはすごく良いこと。次の試合までちゃんと練習できるので頑張ります」

 マチェイ・スコルジャ監督は中島について「我々が必要としている10番、トップ下のタイプ。スキルが高く、いいラストパスを持っているし、シュート力もある。このチームの重要な存在になれると思う」と高く評価している。まずはコンディションと試合勘の部分を整えていくこと。その先に期待に応えられる時が来るだろう。

(取材・文 矢内由美子)
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