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首位との勝ち点差は15に…川崎F鬼木監督が悔やんだワンシーン「11人でいればまた違った展開もあった」

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DF大南拓磨が一発退場処分を下された

[8.12 J1第23節 川崎F 0-1 神戸 等々力]

 川崎フロンターレは12日、首位のヴィッセル神戸にホームで敗れ、勝ち点差が『15』に開いた。

 勝負を分けたのは前半34分のワンプレーだった。川崎FはカウンターからFW大迫勇也のポストプレーを許した結果、FWジェアン・パトリッキにスピードを活かして抜け出され、後ろから倒したDF大南拓磨が一発退場。またそのFKを大迫に沈められ、数的不利とビハインドを一気に強いられた。

 試合後、鬼木達監督は「一人少なくなって、失点してしまったことで難しいゲームになってしまった」と述べ、失点につながったシーンの守備対応を悔やんだ。

「ずっと言い続けているリスク管理のところ。大迫選手に対して二人いたのでそこで先に触られてはいけないのが非常に重要かなと思う。あそこに入ると周りの選手がスピードアップしてくるというのは言っていたので、相手の狙っているところでやられた」

「あとは行かれても最後、GKもいるのでそこのところで我慢強く。もしあれで(ファウルをせずに)失点していたとしても、11人でいればまた違った展開もあった。夏場で一人少ないのはかなりのダメージになるので、自分たちのゲームコントロール、判断のところはやっていかないといけないと思う」

 首位を走る神戸、得失点差で追う横浜FMとの勝ち点差は『15』。一般的に残り試合数と同じ勝ち点差は逆転可能だと言われるが、11試合しか残されておらず、絶望的な勝ち点差となった。

 それでも鬼木監督は「優勝争いから後退した事実はある。ただリーグは続くし、諦めるという意味ではなく、現実を受け止めながら、ただ一戦一戦大事に戦っていきたい。当然諦めるつもりはない。自分たちからそうなることはこれからもない」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)
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