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バーレーン帰りの新潟MF三戸舜介が華麗に“股抜き”同点弾! G大阪は食野のスーパーミドル守り切れずドロー

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1-1でドロー

[9.17 J1第27節 G大阪 1-1 新潟 パナスタ]

 J1リーグは17日、第27節を各地で行い、ガンバ大阪アルビレックス新潟の一戦は1-1の引き分けに終わった。後半18分にG大阪がMF食野亮太郎のミドルシュートで先制したものの、同38分にバーレーン帰りの新潟MF三戸舜介が華麗な股抜きドリブルから同点弾。互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。

 ホームのG大阪はイスラエル代表から帰ってきたMFネタ・ラヴィがベンチに控え、負傷離脱明けのMF倉田秋が9試合ぶりに先発。左ウイングに入った。一方の新潟も負傷明けのDF千葉和彦が11試合ぶりに先発復帰し、最終ラインを固めた。U-22日本代表の一員としてAFC U22アジア選手権に出場したDF中野伸哉(G大阪)と三戸はともにベンチに控えた。

 試合は新潟がボールを握りつつも、G大阪が優勢。まずは前半4分、左サイドを持ち上がったDF黒川圭介の折り返しにMFファン・アラーノが飛び込むも、シュートはGK小島亨介に阻まれた。その後は両チームともセットプレーからチャンスを作ったが、新潟FW長倉幹樹のヘッドは枠を外れ、G大阪のアラーノのヘッドは小島の正面に飛んだ。

 G大阪は前半30分にもビッグチャンス。食野の果敢な持ち上がりからFWイッサム・ジェバリが右サイドでタメを作り、うまくスペースを突いたパスからアラーノが狙う。だが、これはDF新井直人が阻止。新潟は34分、浮き球パスに高い位置で反応したMF高宇洋の落としからFW小見洋太が右足で狙うも、左ポストに弾かれた。

 G大阪は後半8分、右CKに飛び込んだDF佐藤瑶大が強烈なヘディングシュートを狙うも、これは惜しくも枠外。同16分にはクロス攻勢の二次攻撃からアラーノがドライブ気味のボレーシュートを放ったが、小島のスーパーセーブに阻まれた。

 それでも勢いを失わないG大阪は後半18分、ついに新潟守備陣をこじ開けた。両サイドからのクロス攻撃は立て続けに跳ね返されたが、こぼれ球を拾った食野が細かいタッチで持ち出し、ペナルティエリア外から右足一閃。力強く腰をひねってゴール左隅を狙い、低弾道シュートを突き刺した。

 ビハインドとなった新潟はその後もピンチが続くものの、ギリギリの状態で耐え抜く。すると徐々に前に出られるようになり、後半38分に素早いポゼッション攻撃からこじ開けた。千葉の縦パスをMF高木善朗が落とし、途中出場の三戸が受けると、果敢なドリブルから局面を打開。最後は佐藤の股を抜いて1対1の状況に持ち込み、右足で冷静に流し込んだ。

 三戸は今季3ゴール目。9月上旬にバーレーンで行われたAFC U22アジア選手権から帰国したばかりでこの日はベンチスタートとなったが、後半19分からの途中出場で大仕事を成し遂げた。最終盤にはG大阪がMF石毛秀樹の連続シュートでゴールに迫ったが、枠を捉えられずにそのままタイムアップ。互いに勝ち点1にとどまった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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