[9.24 J1第28節 湘南0-2川崎F 国立]

　2021シーズンの得点王がようやく今シーズン初ゴールを決めた。川崎フロンターレFWレアンドロ・ダミアンは1-0で迎えた前半39分、PKを決め切った。怪我に苦しむ背番号9はフラッシュインタビューで「PKという形でしたけど、結果を出せたことは嬉しく思います」と笑顔を見せた。

　川崎Fは前半34分、ダミアンがFW瀬川祐輔のパスをヒールで返すと、反応した瀬川がPA左まで進入。すると、MF小野瀬康介のファウルを誘発し、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックを受けてPKを獲得した。

　キッカー志願者との争いを制したのはダミアン。しかし、右足シュートはGK馬渡洋樹のセーブに遭う。直後に馬渡がゴールラインから飛び出していたことが判明してやり直しへ。「1本目で相手GKが早く動いたので、2回目も少し早く動くんじゃないかなと…それで思い切ってゴールの真ん中に」。やり直しとなった2度目のキックは正面に蹴り、追加点を挙げた。

　度重なる怪我で今シーズンはまだ9試合目。リーグ戦も佳境となったところで待望のゴールだ。「昨シーズンから続く怪我の影響で今シーズンもうまくできなかった。だが、いまはすごく状態も良い」と好調を証明する得点となった。「今シーズンはもう少ないが、さらに(得点を)重ねられるように」と力を込めた。

---

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2023シーズンJリーグ特集ページ