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首位町田が激しい打ち合いの末に甲府とドロー…宇野禅斗がプロ初得点を含む2発でチーム救う

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町田を率いる黒田剛監督

[10.8 J2第38節 町田 3-3 甲府 Gスタ]

 J2第38節が8日に開催され、町田GIONスタジアムで対戦した首位FC町田ゼルビアと暫定7位のヴァンフォーレ甲府は3-3で引き分けた。町田は2戦勝ちなし(1分1敗)。消化試合が1つ少ない中、残り5試合で2位清水エスパルスと5ポイント差、3位東京ヴェルディとは7ポイント差となっている。甲府は連勝こそ逃したものの、5戦無敗(2勝4分)。J1昇格プレーオフ出場圏内の6位V・ファーレン長崎とは勝ち点1差となっている。

 町田は前節・いわきFC戦(●2-3)からスタメンを6人変更。一方、ターンオーバーで臨んだミッドウィークのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で歴史的な1勝を手にした甲府は、前節・水戸ホーリーホック戦(○2-1)からFW三平和司に代えてFW飯島陸を先発起用した。

 連敗を避けたい町田は前半20分、FWミッチェル・デュークのヘディングでの折り返しからFW藤尾翔太が頭で押し込むが、デュークにファウルがあったとして得点は認められない。

 すると前半26分に甲府が均衡を破る。FWクリスティアーノの落としからMF長谷川元希がスルーパスを通し、受けた飯島がマークの逆を取る切り返しから右足でミドルシュート。GKの手を弾いてゴール右に吸い込まれ、今季初得点を挙げた。

 しかし、ここから町田が反撃を開始。前半37分、DF奥山政幸のロングパスに走り込んだデュークがペナルティエリア右から中央へ送り、こぼれ球に反応した藤尾が倒れながら右足で流し込む。藤尾の2試合ぶりとなる今季8ゴール目で1-1とした。

 さらに前半41分、左サイドのMF平河悠が藤尾を追い越してパスを引き出し、ワンタッチでクロスを供給。勢いよく飛び込んだMF宇野禅斗が右足で豪快に蹴り込み、プロ2年目で初得点を記録した。

 2-1と逆転した町田はハーフタイムを挟んでも主導権を渡さない。後半23分には左CKからデュークがそらしたボールをファーのMF荒木駿太が押し込むが、合わせた位置がオフサイドの判定となった。

 追いかける甲府は積極的な交代策で打開を試みると、後半37分に同点ゴールを奪う。ロングボールを使った攻撃から途中出場DF関口正大がペナルティエリア手前右でこぼれ球を拾い、右足を一閃。ゴール左下に突き刺し、今季初得点で2-2とした。

 町田は後半40分、FW沼田駿也と3日に今季限りでの現役引退を表明したDF太田宏介を投入。4分後にはMF安井拓也もピッチへ送り出したが、次の1点は甲府に生まれた。

 後半アディショナルタイム2分、再びロングボールの流れからゴールへ迫り、ペナルティエリア内の混戦からMF中村亮太朗が右につなぐ。待っていた途中投入のFWジェトゥリオが右足で思い切りよく蹴り込み、今季3点目でゲームをひっくり返した。

 しかし、町田も首位の意地を見せる。後半アディショナルタイム7分、相手がクリアし切れなかったボールがゴール前に飛び、混戦から宇野が執念の同点弾を奪取。そのまま3-3で終了のホイッスルが鳴り、痛み分けとなった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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