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首位神戸が足踏みドロー…終盤“急造GK”にシュート0「相手ゴールを脅かせなかったのが非常に残念」

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FW大迫勇也は同点ゴールを記録

[10.28 J1第31節 湘南 1-1 神戸 レモンS]

 史上初のJリーグ制覇に向けて首位に立つヴィッセル神戸は28日、残留を争う17位の湘南ベルマーレと1-1で引き分け、痛い足踏みとなった。後半にPKで同点ゴールを決めたFW大迫勇也は試合後、「2点目が取れれば良かった。今日はそこだけ。しっかり決められるように準備したい」と敗因を口にした。

 最終盤には相手のGKが負傷し、フィールドプレーヤーのDF大岩一貴が“急造GK”を務める状況に陥っていたが、この約4分間で神戸はシュート0。緊急事態につけ込むことができなかったことが悔やまれた。

 FW武藤嘉紀は「打たないといけなかったし、クロスが多くなりすぎて、かつクロスの質が伴わず、相手のゴールを脅かせなかったのが非常に残念」と振り返りつつ、「決め切るためにはいいところを狙わないといけない。決め切りたかった」と今季の得点力を担ってきたクロス攻撃が振るわなかったことを悔やんだ。

 この引き分けによって2位の横浜FMとの勝ち点差は「2」に縮まり、浦和、名古屋、G大阪との残り3試合で優勝争いの命運が決まる。

 武藤は「一戦一戦100%でやって、今日みたいに先に失点して相手のリズムに持っていかれることはあってはならない」とこの一戦からの教訓を見つめ、「本当に勝ち続けるしかないし、3戦全部勝てば自ずと優勝が見えてくる」と切り替えた。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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