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新潟GK小島亨介は優勝懸かる横浜FM相手にスーパーセーブ連発「きょうはすごく体も動いていた」

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GK小島亨介

[11.24 J1第33節 横浜FM 0-0 新潟 日産ス]

 優勝が懸かった強敵を相手に、ゴールを守ってみせた。好セーブを連発したアルビレックス新潟GK小島亨介は「セービングに関しては、きょうはすごく体も動いていた。リラックスしていい対応ができた」と手応えを語った。

 対する横浜FMは引き分け以下だと今節で優勝を逃す可能性が大きくなる大一番。是が非でも得点がほしいなか、新潟のゴールに迫った。しかし、GK小島は冷静にゴール前に立ちはだかる。90分間を通して何度もやってきたピンチも、スーパーセーブではじき飛ばした。

 前半12分、FWヤン・マテウスに突破を許す。PA右からシュートを打たれたが、小島が低い弾道をゴール外にはじき出す。序盤の好セーブが自身の調子を上げた。「冷静に守れたことによって、自分としても乗った感覚はあった。その後もしっかり冷静にプレーできた」。相手の外国人前線トリオにもひるむことはなかった。

 10月には日本代表の活動に追加招集という形で選出された。2019年の年末に行われたEAFF E-1選手権以来となるメンバー入り。東京五輪世代の仲間たちとの再会に喜びつつ、取り組む姿勢に刺激を受けた。

「A代表は本当に強度が高い。連続した動きの強度が高く、それをみんなができていると感じた」(小島)。横浜FMとの激戦でも同様の強度を感じることができた。「今日みたいなゲームを続けていくことで、新潟もより成長できる」とスコアレスのなかから収穫を見出した。

 チーム全体にも変化があるようだ。直近8試合で3勝5分と無敗を継続。3試合連続で無失点を続けている。小島は「最後のところでしっかり全員が体を張って守り切れている。そこはすごく自信がある」とチームの出来を語る。「全員で守れている感覚がある。そこは試合重ねるごとに良くなっていってる」とたしかな成長を実感していた。

(取材・文 石川祐介)
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Text by 石川祐介

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