ロアッソ熊本は12日、東海大GK佐藤史騎(4年=青森山田高)が来季から加入することが内定したと発表した。高校、大学で共に日本一を経験した守護神は、九州の地からプロ生活をスタートすることが決まった。

　佐藤は2019年、青森山田高で高円宮杯プレミアリーグファイナル制覇を経験。全国高校選手権では静岡学園高との死闘に2-3で敗れたが、高校年代最高峰の守護神として一躍名を挙げた。

　また東海大1年次の20年には、コロナ禍で開催された『#atarimaeniCUP』にメンバー入り。控えGKという立場だったが、2回戦の明治大戦でPK戦直前に起用されると、好セーブで突破に導き、ジャイアントキリングでの日本一に大きく貢献していた。

　『#atarimaeniCUP』出場時は神奈川県1部リーグ所属だった東海大だが、同年のプレーオフで2部昇格。昨季は14年ぶりの1部昇格を成し遂げた。佐藤は一昨季途中から正GKの座を奪い取り、その躍進劇に大きく貢献。今季も初の1部リーグで21試合のゴールを守り、1部残留に導いていた。

　佐藤は熊本を通じて「熊本に関わる全ての人を笑顔にできるよう命懸けでゴールを守ります。よろしくお願いします」と決意を述べている。

●GK佐藤史騎
(さとう・しぶき)
■生年月日
2001年11月1日
■身長/体重
183cm/83kg
■出身地
東京都
■経歴
ミッキーSC-横浜FC Jrユース-青森山田高-東海大

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