V・ファーレン長崎は20日、ファビオ・カリーレ監督およびスタッフとの契約の現状について説明した。なお、クラブは「不確定要素が多い中ですが、現時点で分かっている事実をご報告いたします」としている。

　22年6月より長崎の監督に就任したカリーレ監督は、昨季のJ2リーグを11位で終えると、今季は7位という成績を残した。クラブは今月4日に続投を正式発表したものの、上旬にブラジル現地でサントスFCとの契約交渉についての報道があったという。強化部は事実確認を行い、続投する意向を再度確認したようだ。

　しかし、19日にカリーレ監督がサントスと契約したいという意思を初めて確認。電話会議を行い、翌20日の最終回答を待つことになったが、20日早朝にサントスの公式SNSでカリーレ監督との契約合意の投稿を確認しただけでなく、カリーレ監督の代理人からサントスに行きたいとの最終の意思表明があったという。なお、現時点でサントスからは契約手続きに関する正式なオファーは届いていないようだ。

　クラブを通じ、高田旭人代表取締役会長兼社長は以下のようにコメントしている。

「今シーズンの悔しさをバネに来季こそはJ1昇格、という想いを共にしていただいているファン・サポーター、パートナー企業の皆様、クラブに関わる全ての方々に一連の報道で不安を仰ぐような事態となっており心よりお詫び申し上げます。
クラブとしても、急な状況に困惑しておりますが、事実確認と状況の整理、また、来季にむけて契約更改が進んでいる選手・スタッフの不安を一刻も早く解消できるように全力で努めていきます。
チームの方針は今後も変わることはなく、目指すべき目標達成に向かって、環境・体制づくりを全力で取り組んでいきます。
今後の状況につきましては、進展があり次第随時お知らせしてまいります。」

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