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長崎に前代未聞の事態…続投発表のカリーレ監督がサントスと契約、高田社長が現状報告「違約金を求めるべき」

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ファビオ・カリーレ監督

 V・ファーレン長崎は5日、ファビオ・カリーレ監督との契約の現状を報告した。

 2022年6月から長崎の指揮官に就任したカリーレ監督は、昨年12月4日に続投を正式発表。しかし、同月上旬にブラジルメディアがサントスFCとの契約交渉について報道をしており、強化部は事実確認を始めて続投する意向を再度確認していた。

 だが、同年12月19日にカリーレ監督から初めてサントスとの契約の意思を確認。電話会議にて翌20日の最終回答を待っていたが、20日早朝にサントスの公式SNSがカリーレ監督との契約合意の投稿するという前代未聞の事態に発展。またカリーレ監督の代理人からサントスに行きたいとの最終の意思表明があったという。

 今月5日、改めて長崎は現状の報告をした。公式サイトによると、すでに現地で記者会見も行われているというが、1月5日時点で契約に関する正式な手続きを求めている。オファーレターも届いていない状況と伝えた。

 高田旭人代表取締役会長兼社長は「我々としては、今後の日本サッカー界のためにも一方的に契約を破棄したことによる違約金に関しては支払いを求めるべきだと考えております」と意思を表明している。

 クラブは同タイミングで下平隆宏氏(52)のヘッドコーチ就任を発表。高田社長は「年が明け今シーズンに向けて選手・スタッフが迷いなく今季に向けて動き出さないといけない中で、この曖昧な状況を解消すべきだと考えており、下平隆宏ヘッドコーチとの契約を締結しました。カリーレ監督の去就がはっきりするまでは暫定で指揮を執っていただくことになります」と伝えた。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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