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元日の代表デビューを経て飛躍の年へ…川崎F新加入DF三浦颯太、古巣甲府とACL対戦の可能性に「正直やりたくないですけど…」

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DF三浦颯太

 2024年は飛躍の年になるか。元日の日本代表デビューを経て、川崎フロンターレ入りを果たしたDF三浦颯太(←甲府)。20日の新体制発表会を終え、新シーズンに向けて「具体的な数字はあまり設定していないが、まずはスタメン定着を目標に、キャンプに取り組みたい」と意気込んだ。

 プロ初年度となった昨シーズン、ヴァンフォーレ甲府で躍動した。ACL初挑戦となったクラブをけん引し、左サイドを駆け抜ける。昨年末には日本代表にも初めて選出された。

 伊藤宏樹テクニカルダイレクターは新体制発表会のトークイベントで、三浦の獲得経緯について「J1クラブと競合したが、うちを選んでくれた」と語る。そのなかで三浦が選んだのは川崎F。鬼木達監督からは「技術力はやればやるほど付く」と言われ、さらなる成長を誓う。「まずは一年を通して、自分の能力を上げられたら」と力を込めた。

 甲府時代と同じ13を着けることには「甲府からそのまま13番を着けられるのはすごく幸せ」と笑みをこぼす。また川崎FのSBとして受け継いだ番号にも意味を感じている。「以前着けていた山根(視来)選手はすごく偉大な選手。あのくらいタフな選手になれれば」とその重みを背負う覚悟もあるようだ。

 奇しくも移籍先の川崎FもACLを勝ち進む。チームを変えて再びアジアの舞台に上がることに「移籍してもACLの決勝トーナメントが経験できるなんて贅沢なことはない」と語る。ともに勝ち進めばアジアの頂点を懸けて戦う可能性もあるが、三浦は「お互い勝ち上がっていけばやれる」と意識しながらも「正直やりたくないですけど、とりあえず初戦は当たらなくてよかった」と本音をのぞかせていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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