清水エスパルスは27日、今シーズン限りでの引退を表明したFW岡崎慎司(シントトロイデン)から届いたメッセージを公式サイトで公開した。

　日本代表で歴代3位となる50ゴールを記録したほか、プレミアリーグを優勝するなど欧州で活躍を続けた岡崎にとって、プロキャリアを始めたクラブは清水。2005年に滝川二高から加入すると、6シーズンでJ1リーグ121試合42得点、リーグカップ16試合2得点を記録した。09年は14ゴールを決めてベストイレブンにも選ばれ、唯一となった国内クラブでのプレーは多くのファンの心を掴んだ。

　引退に際して岡崎は「振り返ると、今の僕がいるのは間違いなく皆さんのお陰です。何度も清水エスパルスで、もう一度プレーする日を夢見たことか。でもその度に、人生は両方を選ぶことは出来ないんだと自分に言い聞かせて、ヨーロッパでの挑戦を選んできました。そして今回も、同じように自分自身で決断をしました」と告白した。それでも「僕の心にはオレンジの魂があり、これからも一生残り続けています」と清水愛を示し、「今シーズンの最後まで、自分らしく全力を尽くしますので、応援してもらえたら嬉しいです。そして、シーズンが終わったら、改めて皆さんにご挨拶させてください。またお会いしましょう!」と伝えている。

　清水は岡崎からのメッセージを公開した上で「岡崎選手、これまで多くの喜びと感動をありがとうございました。代名詞のダイビングヘッドで日本平を何度も沸かせてくれました。そして日本を代表して世界と戦うその姿はエスパルスの誇りとなりました。今シーズン残りわずかですが、岡崎選手らしいプレーと活躍を願っています」と伝えている。

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