昨季限りでY.S.C.C.横浜を退団していた元日本代表のMF松井大輔(42)が20日、公式インスタグラム(@matsuidaisuke_official)のライブ配信で現役引退を発表した。

　松井は2000年、京都でJリーグデビュー。04年からフランスに渡り、ル・マン、サンテティエンヌ、グルノーブル、ディジョンの4クラブに所属した。その他、海外ではロシア、ブルガリア、ポーランド、ベトナムでもプレー。14〜17年には磐田、18〜20年には横浜FCに在籍した後、21年夏からYS横浜に加入し、フットサルとの二刀流にも挑戦した。

　日本代表では03年6月22日にデビューし、11年までに通算31試合1ゴールを記録。10年の南アフリカW杯では全4試合に先発出場し、決勝トーナメント1回戦でパラグアイに敗れた後は、PKを外したDF駒野友一を涙ながらに励ます姿でも話題を呼んだ。

　松井は自身の公式インスタグラムのライブ配信で電撃発表。ル・マン、磐田、横浜FCなど所属クラブのユニフォームに着替えながら、コラボ相手の大久保嘉人氏(元日本代表)、吉田沙保里氏(元レスリング日本代表)と過去の思い出を振り返った。京都や横浜FCで共にプレーしたFW三浦知良に引退を報告した際は「お前の引退は認めないから」という言葉をかけられたことを明かした。