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大卒ルーキーの“プロ2年目”は人生初のバースデーマッチでスタート、いわきFW近藤慶一「チームプレー優先で得点を」

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人生初だという誕生日ゲームに出場したFW近藤慶一

[3.3 J2第2節 いわき1-1岡山 ハワスタ]

 学生の看板を外してプロサッカー選手となって臨んだ初めての試合が、22歳のバースデーマッチになった。「誕生日に試合をするのは初めて。チームプレーを優先した中で点が取れればいいと思っていました」。FW近藤慶一は結果的に得点を決めることはできなかったが、後半アディショナルタイムに生まれたMF谷村海那の劇的同点弾をアシストした。

 “2年目”となるルーキーイヤーは2桁得点を目指したいと鼻息は荒い。特別指定選手としては異例の一桁番号の9番を背負って戦った昨シーズンも開幕戦から出場。シーズンを通して途中出場が目立ったが、26試合で3得点を決めた。

 秋には2部リーグ降格危機にあった名古屋学院大の活動に戻ってプレー。崖っぷちからチームを連勝に導き、勝てば残留の最終戦を落とした2部降格が決まったが、大学生としても最後の印象的な活躍もみせた。

 いわきFCのトレーニングで身体も一回り大きくなった。2部練習の次の日や、オフの日に身体を追い込むことで、大学時代にも増したフィジカルの強さを手に入れたという。あとは結果を積み上げるだけ。近藤も「ゴール前の迫力を出していきたい。クロッサーの体の向きや、タイミングを合わせることが出来れば、得点は増えていくのかなと思います」と飛躍を誓った。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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