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U-23日本代表入り翌日にまた魅せた! “パリ五輪世代”東京V山田楓喜が今季2度目のFK弾「FKは自分のゾーン」

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FKで今季2度目のゴールを挙げたMF山田楓喜

[3.16 J1第4節 東京V 2-2 新潟 味スタ]

 パリ五輪世代屈指のFKキッカーだ。東京ヴェルディは前半8分に先制。U-23日本代表MF山田楓喜はFKで今季2点目をマークした。「FKは自分のゾーンではある。FKを取られた瞬間もう蹴るって決めていたし、入るってわかっていた。決めれてよかった」と手応えを口にした。

 開幕節の横浜F・マリノス戦でもFKを決めていた。そのときよりも距離はあり、ゴールまで約30m。それでも山田に迷いはなかった。「この距離やったら、自分なら決めるという自信はあった。思い切って蹴るだけだった」。渾身の左足キックを放つと、GK小島亨介に触れられながらも、ボールはそのままゴールに吸い込まれた。

 左足には自信がある。今シーズンに京都サンガF.C.から東京Vに加入し、4試合目で2ゴールを挙げた。「たぶん他に持っている人はあまりいないと思う。左利きのなかでも違った左利き。それをどんどん出していけたら」。比較対象として稀代のレフティー・中村俊輔の名前が挙がると、「参考にしなくても目に入るくらい決めている」とリスペクト。「何回も見たが、それを超えるような左足になっていきたい」と力を込めた。

 前日にはパリオリンピックを目指すU-23日本代表のメンバー発表が行われ、山田も選出された。しかし「代表のことは全然頭になかった」と目の前の試合に集中。ドローには「もっと決めなあかんシーンもあった。チーム全員で見つめ直していきたい」と悔しさをにじませた。代表活動後の今月29日にはホームでレンタル元の京都と対戦。山田は規定により試合出場はできないが「勝ち点3を全員で取りに行きたい」。今は東京Vの一員として勝利を狙うつもりだ。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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