両チーム計8発ラッシュも痛み分け! 湘南は鈴木章斗&ルキアンともに2発も…浦和が意地のグスタフソン初弾でドロー
[3.17 J1第4節 湘南 4-4 浦和 レモンS]
J1リーグは17日に第4節を行った。湘南ベルマーレと浦和レッズの対戦は、4-4のドロー。後半19分までで3-3と同点になると、湘南は後半29分にFWルキアンがチーム4点目を挙げる。だが、浦和が同36分にMFサミュエル・グスタフソンの来日初ゴールで同点。激闘の末に勝ち点1を分け合った。
2試合ぶりとなる今季2勝目がほしい湘南は、ドローに終わった前節からメンバー変更なし。3-1-4-2の布陣で、GKは富居大樹、3バックは左からDF大野和成、DFキム・ミンテ、DF大岩一貴。左WBはMF杉岡大暉、右WBはMF鈴木雄斗。アンカーはU-23日本代表MF田中聡、2シャドーはMF平岡大陽とMF池田昌生。2トップはルキアンとFW鈴木章斗が入った。
前節に待望の今季初勝利を手にした浦和は、勢いに乗るべく連勝を狙う。負傷したDFアレクサンダー・ショルツに代わってDF佐藤瑶大が加入後初先発。4-1-2-3の布陣で、GKは西川周作、4バックは左からDF渡邊凌磨、DFマリウス・ホイブラーテン、佐藤。アンカーにグスタフソン、インサイドハーフは左がMF小泉佳穂、右がMF伊藤敦樹。前線3人は左からFW関根貴大、FW興梠慎三、FW前田直輝が並んだ。[両スタメン&布陣]
序盤は浦和が湘南ゴールに襲い掛かる。前半11分には流れるような動きから先制。中盤のグスタフソンが浮き球パスを出し、PA右に進入した前田が折り返す。最後は興梠が押し込み、今季初ゴールで均衡を破った。
その後も攻勢を保った浦和だが、前半20分を過ぎると、湘南も少しずつペースを握る。同23分には同点ゴール。右サイドで鈴木章のチップキックを収めた田中がPA右に鋭いスルーパスを送ると、鈴木雄が折り返す。混戦からファーサイドの杉岡がもう一度折り返し、最後はルキアンが決め切った。
鈴木雄のプレーにオフサイドの可能性があったため、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)がチェック。しかし湘南のゴールが認められ、試合は振り出しに戻った。
追いついた湘南は一気に畳みかける。前半32分、バイタルエリアでボールを拾うと、池田からボールを受け取った田中がPA内に進入。ルーレットで相手をかわしながらPA中央から左足シュートを放つと、ゴール前の鈴木章が反応して左足でコースを変える。ボールはゴール右ポストに当たりながらラインを割った。
逆転に成功した湘南はリードを守りながら前半を折り返す。一方、逆に追いかける展開となった浦和はハーフタイムに2枚替え。小泉と興梠を下げ、MF岩尾憲とMF松尾佑介を投入する。松尾がトップに入り、岩尾は左インサイドハーフに入った。
仕切り直しを図りたい浦和に対し、湘南が後半開始早々に相手の隙を突く。ホイブラーテンのパスミスを鈴木章がカット。迷わずに右足を一閃すると、GK西川の手をはじき、ゴール右隅に自身2点目を突き刺した。
後半開始から1分経つ前に点差を広げられた浦和。だが、再び両サイドからの攻撃を繰り返すと、湘南のラインを下げさせる。後半10分には松尾が敵陣PA内からシュートも守備陣のブロックに遭う。しかし直後にゴール。岩尾の右CKからの混戦を松尾が決め、復帰後初ゴールで2-3と点差を縮めた。
さらに、浦和は後半19分に同点に追いつく。中盤のせめぎ合いをグスタフソンが制し、関根から岩尾がパスを受ける。右サイドに大きく展開すると、前田が一直線にPA右に進入。右足シュートでニアサイドを打ち抜き、加入後初ゴールで3-3とした。
浦和は後半21分に2枚替え。前田と伊藤に代えて、FWチアゴ・サンタナとMF中島翔哉が入る。松尾が左ウイングに移動し、T・サンタナがトップに、中島がトップ下に立った。湘南も後半23分に初めて交代カードを切る。池田と杉岡を下げ、MF奥野耕平とDF畑大雅を投入。2選手ともに交代選手の位置に入った。
一進一退の攻防が続くと、後半30分に再びスコアが動く。湘南は右サイドからのクロスを一度跳ね返されるが、PA手前にこぼれたボールを田中が左足ダイレクトでシュート。低い弾道はゴール右ポストに直撃すると、ファーサイドに跳ね返り、最後はルキアンが冷静に仕留めた。
だが、試合はこのまま終わらない。猛攻を仕掛ける浦和は後半36分、松尾が敵陣PA内までドリブルで入り込む。落としたボールをグスタフソンが右足シュート。低弾道シュートは田中に当たってコースが変わり、来日初ゴールで4-4とまたしても同点に追いついた。
合計8得点のゴールラッシュも、その後スコアは動かず。4-4で痛み分けに終わった。
(取材・文 石川祐介)
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J1リーグは17日に第4節を行った。湘南ベルマーレと浦和レッズの対戦は、4-4のドロー。後半19分までで3-3と同点になると、湘南は後半29分にFWルキアンがチーム4点目を挙げる。だが、浦和が同36分にMFサミュエル・グスタフソンの来日初ゴールで同点。激闘の末に勝ち点1を分け合った。
2試合ぶりとなる今季2勝目がほしい湘南は、ドローに終わった前節からメンバー変更なし。3-1-4-2の布陣で、GKは富居大樹、3バックは左からDF大野和成、DFキム・ミンテ、DF大岩一貴。左WBはMF杉岡大暉、右WBはMF鈴木雄斗。アンカーはU-23日本代表MF田中聡、2シャドーはMF平岡大陽とMF池田昌生。2トップはルキアンとFW鈴木章斗が入った。
前節に待望の今季初勝利を手にした浦和は、勢いに乗るべく連勝を狙う。負傷したDFアレクサンダー・ショルツに代わってDF佐藤瑶大が加入後初先発。4-1-2-3の布陣で、GKは西川周作、4バックは左からDF渡邊凌磨、DFマリウス・ホイブラーテン、佐藤。アンカーにグスタフソン、インサイドハーフは左がMF小泉佳穂、右がMF伊藤敦樹。前線3人は左からFW関根貴大、FW興梠慎三、FW前田直輝が並んだ。[両スタメン&布陣]
序盤は浦和が湘南ゴールに襲い掛かる。前半11分には流れるような動きから先制。中盤のグスタフソンが浮き球パスを出し、PA右に進入した前田が折り返す。最後は興梠が押し込み、今季初ゴールで均衡を破った。
その後も攻勢を保った浦和だが、前半20分を過ぎると、湘南も少しずつペースを握る。同23分には同点ゴール。右サイドで鈴木章のチップキックを収めた田中がPA右に鋭いスルーパスを送ると、鈴木雄が折り返す。混戦からファーサイドの杉岡がもう一度折り返し、最後はルキアンが決め切った。
鈴木雄のプレーにオフサイドの可能性があったため、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)がチェック。しかし湘南のゴールが認められ、試合は振り出しに戻った。
追いついた湘南は一気に畳みかける。前半32分、バイタルエリアでボールを拾うと、池田からボールを受け取った田中がPA内に進入。ルーレットで相手をかわしながらPA中央から左足シュートを放つと、ゴール前の鈴木章が反応して左足でコースを変える。ボールはゴール右ポストに当たりながらラインを割った。
逆転に成功した湘南はリードを守りながら前半を折り返す。一方、逆に追いかける展開となった浦和はハーフタイムに2枚替え。小泉と興梠を下げ、MF岩尾憲とMF松尾佑介を投入する。松尾がトップに入り、岩尾は左インサイドハーフに入った。
仕切り直しを図りたい浦和に対し、湘南が後半開始早々に相手の隙を突く。ホイブラーテンのパスミスを鈴木章がカット。迷わずに右足を一閃すると、GK西川の手をはじき、ゴール右隅に自身2点目を突き刺した。
後半開始から1分経つ前に点差を広げられた浦和。だが、再び両サイドからの攻撃を繰り返すと、湘南のラインを下げさせる。後半10分には松尾が敵陣PA内からシュートも守備陣のブロックに遭う。しかし直後にゴール。岩尾の右CKからの混戦を松尾が決め、復帰後初ゴールで2-3と点差を縮めた。
さらに、浦和は後半19分に同点に追いつく。中盤のせめぎ合いをグスタフソンが制し、関根から岩尾がパスを受ける。右サイドに大きく展開すると、前田が一直線にPA右に進入。右足シュートでニアサイドを打ち抜き、加入後初ゴールで3-3とした。
浦和は後半21分に2枚替え。前田と伊藤に代えて、FWチアゴ・サンタナとMF中島翔哉が入る。松尾が左ウイングに移動し、T・サンタナがトップに、中島がトップ下に立った。湘南も後半23分に初めて交代カードを切る。池田と杉岡を下げ、MF奥野耕平とDF畑大雅を投入。2選手ともに交代選手の位置に入った。
一進一退の攻防が続くと、後半30分に再びスコアが動く。湘南は右サイドからのクロスを一度跳ね返されるが、PA手前にこぼれたボールを田中が左足ダイレクトでシュート。低い弾道はゴール右ポストに直撃すると、ファーサイドに跳ね返り、最後はルキアンが冷静に仕留めた。
だが、試合はこのまま終わらない。猛攻を仕掛ける浦和は後半36分、松尾が敵陣PA内までドリブルで入り込む。落としたボールをグスタフソンが右足シュート。低弾道シュートは田中に当たってコースが変わり、来日初ゴールで4-4とまたしても同点に追いついた。
合計8得点のゴールラッシュも、その後スコアは動かず。4-4で痛み分けに終わった。
(取材・文 石川祐介)
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) March 17, 2024
一気に試合をひっくり返す⚡
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波状攻撃を仕掛けた湘南
中央を破った田中聡のシュートに
鈴木章斗が巧みにあわせて逆転
明治安田J1リーグ第4節
湘南×浦和
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