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今季4敗目の川崎F、数的優位も勝ち切れず…小林悠「個人的には悔しさがすごくある」

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FW小林悠

[4.7 J1第7節 川崎F 0-1 町田 U等々力]

 途中出場から気迫を見せたが、1点が遠かった。川崎フロンターレは首位のFC町田ゼルビアに敗れて今季4敗目。後半21分から出場したFW小林悠は「個人的にはなんとか引き分けに持っていかなきゃいけない試合だった」と悔しさをにじませた。

 前半は町田のプレスに苦しみ、32分には相手のビルドアップからサイドを崩されて失点。0-1で前半を折り返すと、後半21分にFW家長昭博に代えて小林が出場した。直後にはPA右に入り込んでゴールに迫る。得点の匂いを誰よりも漂わせた。

 後半26分には小林のプレーが試合を動かした。瀬川祐輔からの縦パスに反応して敵陣PAまで一直線。GK谷晃生に倒されてFKを獲得すると、雄叫びをあげた。決定的な得点機会を阻止したとして谷にはレッドカード。小林の気迫が数的優位を呼んだ。

 だが、町田の堅い守備は破れなかった。小林は思いを吐露。「相手が1人少なくなったああいう時間帯のなかでこじ開けられなかった。個人的には悔しさがすごくある」。7試合を終えて4敗目となった。「今年は負けている試合でそういう試合が多くて、あの流れなら勝てるだろうという流れをことごとく落としている」と危機感を募らせた。

「応援の声はすごく聞こえていて、背中を押されているが、勝ち切れない。個人としてもチームとしても、この負けは受け入れてはいけない」。チームの建て直しを図るためにできることは限られる。「練習から意識高くやっていくしかない」と決意を新たにしていた。

(取材・文 石川祐介)

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Text by 石川祐介

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