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町田がM・デューク後半AT弾で劇的勝利! C大阪はレオ・セアラ同点弾も…終盤に勝ち越し許し3連敗

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町田が接戦を制す

[5.15 J1第14節 町田 2-1 C大阪 Gスタ]

 J1リーグは15日に第14節を行った。FC町田ゼルビアセレッソ大阪の対戦は、町田が2-1で勝利。1-1で迎えた後半アディショナルタイムにFWミッチェル・デュークが決勝ゴールを決めた。

 町田は前節のドローでヴィッセル神戸と同勝ち点の2位となった。先発は3人変更し、DFチャン・ミンギュ、U-23日本代表FW藤尾翔太、FW藤本一輝が復帰。4-4-2の布陣で、GKは谷晃生、4バックは左からMF林幸多郎、DF昌子源、チャン・ミンギュ、DF鈴木準弥。2ボランチはMF仙頭啓矢とMF柴戸海。左サイドハーフは藤本、右サイドハーフはU-23日本代表MF平河悠。2トップはオ・セフンと藤尾が入った。

 上位争いをしていたC大阪だが、直近5試合は3敗2分と未勝利が続いて7位。先発は4人変え、U-23日本代表DF西尾隆矢、MFジョルディ・クルークス、FW柴山昌也、FW山田寛人を起用した。4-3-3の布陣で、GKはキム・ジンヒョン、4バックは左からDF舩木翔、DF鳥海晃司、西尾、DF奥田勇斗。アンカーはMF田中駿汰、インサイドハーフは左がMF奥埜博亮、右が柴山。前線3人は左からMF為田大貴、山田、J・クルークスが並んだ。[両スタメン&布陣]


 ボールを保持するC大阪に対し、町田はハイプレスを仕掛ける。先発復帰の藤尾が何度も敵陣PA内に入り込んでシュートまで持ち込むが、ゴールを決めることはできない。前半28分には平河が自陣からドリブルを仕掛け、敵陣に進入。右足シュートを放つが、GKジンヒョンにセーブされた。

 一方、C大阪は前半31分に決定機を作る。左CKの流れから為田がクロス。山田がダイレクトで合わせてネットを揺らした。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックが入り、山田のオフサイドが認められてノーゴールとなった。

 前半はスコアレスのまま後半に折り返す。ハーフタイムにC大阪が交代カードを切る。為田を下げ、今季10得点のL・セアラを投入。前線3人は左から山田、L・セアラ、J・クルークスとなった。

 後半開始から両者攻勢を強めていく。町田は後半10分、仙頭がPA手前から強烈な右足シュートを放つが、西尾のブロックに遭った。倒れこんだ西尾はスタッフに連れられてピッチ外に出るが、すぐさまプレーを続行した。

 町田は後半11分、藤本を下げてFWナ・サンホを入れる。ナ・サンホが右サイドに入り、平河が左サイドに移動した。C大阪も同18分に山田に代えてMFルーカス・フェルナンデスが出場した。

 雨が強まるなか、後半25分に均衡が崩れる。町田は右サイドで藤尾がボールをキープし、マイナス方向に落とす。仙頭の縦パスに反応したナ・サンホが右サイドから大きくクロスを上げると、PA内のオ・セフンが右足ダイレクトボレー。今季6点目となる待望の先制点を挙げた。

 追いかけるC大阪は後半26分、柴山に代えてFWヴィトール・ブエノが入る。町田も同29分、得点を決めたオ・セフンが下がり、M・デュークが出場。さらにC大阪は2枚替えを行い、奥埜とJ・クルークスが下がり、MF清武弘嗣とMF上門知樹が入った。

 後半37分、C大阪はL・セアラが敵陣PA内に入ると、チャン・ミンギュに倒される。PKを獲得すると、L・セアラが豪快に決め切り、1-1と試合を振り出しに戻した。

 後半アディショナルタイム2分過ぎに試合が動く。町田はPA左手際から林がクロス。M・デュークが頭で流し込み、2-1と勝ち越した。劇的な得点を挙げた町田が2-1で勝利。2試合ぶりの白星を手にした。C大阪は3連敗を喫した。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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