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10年選手権得点王がJデビュー戦でクロスバー直撃ヘッド!岐阜、前向きな勝ち点1奪取

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[3.17 J2第3節 岐阜0-0草津 長良川]

 開幕3戦目で今季初勝利を目指したFC岐阜だったが、ザスパ草津とスコアレスドロー。白星は次節以降へ持ち越しとなった。

 岐阜は12日に加入が発表されたばかりの19歳FW樋口寛規が10番を背負っていきなり先発出場。後半7分にはU-19日本代表候補MF廣田隆治の右クロスをニアサイドへ走り込んだ樋口が頭で合わせる。この一撃はクロスバーを直撃し、Jデビュー戦で初ゴールとはならなかったが、樋口は10年度全国高校選手権で得点王となる8ゴールをたたき出して滝川二を日本一へ導いた実力の一端を見せ付ける。

 雨によってピッチに水が浮いてしまう悪コンディションの中だったが、樋口の決定的なヘディングシュートのほか、交代出場のFW地主園秀美の右クロスからMF井上平がGKと1対1となるなど、岐阜は決定機をつくった。

 得点機を活かせずに無得点に終わったものの、試合後のインタビューで元日本代表MF服部年宏は「グラウンドがこういう状況だったのでサッカーではなかった。(その中で)チャンスもつくれたし、身体を張って勝ち点1を取れてよかった」と前向きだった。選手層の厚い清水で出場機会に恵まれなかった注目FW樋口の爆発にも期待が高まる。

 一方、岐阜に3連勝中だった草津はFWヘベルチを起点に攻撃し、後半の立ち上がりにはFW金成勇がクロスバー直撃の左足シュート。MF遠藤敬佑の右足シュートがゴールを襲う場面もあった。勝利こそ逃したものの、GK内藤圭佑のビッグセーブで無失点。 開幕から2試合で5失点を喫していただけにこちらも次戦につながる勝ち点1となった。

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