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山形はホーム3連勝ならず。水戸とスコアレスドローに終わる

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[4.1 J2第6節 山形0-0水戸 NDスタ]

 モンテディオ山形はホームで水戸ホーリーホックと対戦し、ホーム3連勝を目指したが水戸の堅い守りを崩せずに得点を挙げられず。一方、3試合ぶりにゴールを挙げたかった水戸も、チャンスを生かせずに、0-0で90分を終えた。

 山形は前節の岡山戦(1-2)で負傷したDF前田和哉に代わり、DF石井秀典を起用。またMF船山祐二をベンチに置き、MF宮阪政樹を先発で起用した。なお、GK本間幸司がJ2通算413試合出場で歴代最多記録となった。対する水戸は、開幕戦で右第6肋骨骨折の負傷したMF西岡謙太がスタメンに復帰している。

 立ち上がりから試合を優勢に進める水戸は、前半11分にMF島田祐輝が強烈なミドルシュートでゴールを狙う。同17分には山形もルーキーの宮坂がミドルシュートでゴールを狙うが、左に外れて行った。安定した守備でリズムをつくる水戸は、ボールを奪ってからもテンポの良いパス回しでボールを前線に運ぶ。前半23分にはFW鈴木隆行が前線でボールをキープし、MF橋本晃司とつなぎ、MFロメロ・フランクがシュートを放つ。人数を掛けた攻撃で、山形ゴールに迫った。

 水戸の守備ブロックを崩せない山形は、サイドから活路を見出そうとする。しかし、クロスの精度を欠き、チャンスをつくりきれない。高い位置でボールを奪った時も山形は、攻撃に人数を掛けようと意識するあまりに速攻のタイミングを逃す。結果、水戸の選手に帰陣する時間を与えてしまい、攻撃を難しくしていた。

 同42分には水戸が決定機をつくる。左サイドからMF島田祐輝の上げたクロスに対し、絶妙な飛び出しで最終ラインの裏を取った鈴木隆がボレーシュートを放ったが、ボールは大きく枠を外れて行った。結局、水戸がチャンスを生かせずに、0-0のまま前半は終了した。

 後半に入って風上に立った山形は、徐々にボール支配率を上げていく。さらに奥野僚佑監督は、後半19分にMF船山祐二を、同22分にもDF宮本卓也を立て続けにピッチに送り込み、水戸の守備を崩しにかかる。

 逆に同24分にはPA内でボールを受けた水戸のロメロ・フランクがDF2人をかわし、強烈なシュートを放ったが、GK清水健太が好守を見せて得点を挙げられない。ロメロ・フランクは同31分にもミドルシュートを狙ったが、これはゴールマウスを大きく超えて行った。

 後半36分、ようやく山形もチャンスをつくる。高い位置でFW山崎雅人がボールを奪うと、左サイドのFW宮沢克行に展開。シュートはDFにブロックされるが、そのこぼれ球を再び回収し、最後は宮阪がゴールを狙ったが枠を捉えきれなかった。同38分にも山形はDF石川竜也のクロスから、FW中島裕希の元にボールがわたったが、2試合連続得点中のストライカーはボールをコントロールしきれず、シュートを打てなかった。

 後半45分には水戸も今季初めてベンチ入りしたFW吉原宏太を投入する。ロスタイムにはゴール前のこぼれ球を山崎がダイレクトで狙うが、得点は挙げられず。試合はスコアレスドローに終わっている。

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