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大分が2度も追いつき富山に逆転勝利、森島が決勝点

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[4.22 J2第9節 富山2-3大分 富山]

 2度のビハインドを跳ね返し、大分トリニータが逆転勝利を手に入れた。大分は敵地でカターレ富山と対戦。常にリードを奪われる展開となるが、その度に追いつくと後半32分にFW森島康仁が逆転弾。2-3の逆転勝利を収め、3戦ぶりの白星を手に入れた。一方の富山はリードを守り切れずに3連敗を喫した。

 前半16分、先制したのは富山だった。MF加藤弘堅の右CKから最後はニアサイドのDF福田俊介が頭で叩き込む。これがゴールネットを揺らし、富山が1-0とリードを奪った。しかし前半終了間際の43分、大分がラッキーな形で同点に追いつく。右サイドから仕掛けたMF三平和司がクロスを入れる。スピードに乗ったボールをファーサイドでMF大西容平がクリアしようと頭で逸らした。これがゴールへ吸い込まれ、オウンゴール。1-1で前半を折り返した。

 後半に入ると点の取り合いが展開された。後半開始3分、またもリードを奪ったのは富山だった。MFソ・ヨンドクが左サイドから中央へ切り返してクロスを上げる。ゴール正面に飛び込んだ福田がヘディングシュート。2-1と富山が2度目のリードに成功した。しかし諦めない大分は果敢に攻める。すると後半15分、森島が右サイドで後方からのパスを受ける。ボールを失いかけるも体勢を整えて右クロス。ゴール正面へ走り込んでいたFW高松大樹が頭で叩き込んだ。高松の今季初ゴールで2-2に追いついた。

 その後は互いに攻め込むもシュートは枠に飛ばず。こう着状態となる。それでも後半32分、森島の一撃が試合を決めた。右クロスをPA正面で受けると右足ダイレクトでシュート。鮮やかな一撃がゴールネットへ吸い込まれ、大分がついに逆転に成功した。終了間際には果敢に攻め込んだ富山だったが3点目は奪えず。大分リードの2-3で試合は終了。大分はここ2戦無得点の試合が続いていたがFW2人のゴールなどで、今季最多タイの3得点。逆転劇をみせつけ、勝ち点3を手に入れた。

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