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花井のJ初ゴールが先制点、徳島が3戦ぶり白星飾る

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[5.20 J2第15節 徳島3-0鳥取 鳴門大塚]

 J2の第15節が20日に各地で行われた。19位徳島ヴォルティスはホームで16位ガイナーレ鳥取と対戦し、3-0で勝利。3戦ぶりの白星獲得でホームでは3戦負けなし(2勝1分)となった。一方、鳥取はここ4試合で3勝1敗と大きく勝ち越していたが、この日はゴールが遠く。2戦ぶりの敗戦を喫した。

 試合が動いたのは前半38分だった。MF衛藤裕の縦パスにPA左へFWドウグラスが抜け出す。トラップが乱れ、こぼれたボールを拾ったMF花井聖がダイレクトで右足を振りぬいた。これがゴールネットを揺らし、徳島が先制に成功。今季、名古屋から加入した花井のJ初ゴールが決まった。前半終了間際にはMF宮崎光平の右クロスに飛び込んだドウグラスがヘディングシュート。これはわずかにクロスバー上へ外れる。徳島がリードを奪ったまま、1-0で前半を折り返した。

 一方の鳥取はなかなか見せ場をつくれず。前半25分にはDF奥山泰裕の左クロスにファーサイドへFW小井手翔太が飛び込むが、届かなかった。その後はチャンスをつくることもできない。前半38分に失点すると1点を返すことができずに、45分間を終える。

 迎えた後半、またもゴールを奪ったのは徳島だった。後半16分、ドウグラスが右サイドからドリブル突破。相手DFを引きつけると中央へスルーパス。抜け出したFW津田知宏がコースを見極めて右足シュートを流し込んだ。2-0と差を広げる。

 さらに徳島の勢いは止まらない。後半41分、衛藤のパスに抜け出たドウグラスが中央からドリブル突破を仕掛けると、PA内でDF戸川健太に倒されてPKを獲得する。これをドウグラス自ら左足でシュート。ゴール右へ突き刺し、3-0と試合を決定づけた。そのまま逃げ切った徳島が勝利。3戦ぶりの勝ち点3を手に入れた。

 試合後、J初となるゴールで先制点を決めた花井は「まだ何試合か出ていても点を決められてなかったのでホッとしました」と笑顔。「前節で京都に負けて、きょうは絶対に勝つんだと思っていたので、何よりも勝てて良かった。ここから上位のチームを叩いて、自分たちが上位にいくつもりで頑張りたい」と力強く語った。

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