beacon

J1首位の仙台がナビスコ杯も8強へ、磐田は3位敗退

このエントリーをはてなブックマークに追加
[6.27 ナビスコ杯第7節 仙台4-0磐田 ユアスタ]

 ナビスコ杯グループリーグは27日、最終節を行い、A組3位のベガルタ仙台はホームで首位ジュビロ磐田に4-0で快勝し、準々決勝へ逆転突破を決めた。2位C大阪も勝って仙台、磐田と3チームが勝ち点12で並んだが、得失点差でC大阪が1位、仙台が2位。磐田は首位から3位に転落し、準々決勝進出はならなかった。

 J1リーグ戦で首位を快走する仙台がナビスコ杯でも2年ぶりとなる8強入りを決めた。23日のJ1浦和戦(0-0)が出場停止だったFWウイルソンと、故障明けで公式戦4試合ぶりの先発となったFW赤嶺真吾。公式戦5試合ぶりにコンビを組んだ主力2トップがそろってゴールを挙げるなど4得点の完勝をおさめた。

 磐田もMF山田大記が出場停止明けで先発し、前半19分には絶妙なスルーパスから決定機を演出したが、FW山崎亮平のシュートは至近距離でGK林卓人がセーブ。立ち上がりのビッグチャンスを逃すと、その後は仙台の一方的な展開となった。

 前半22分、MF梁勇基の左CKをDF渡辺広大が競り合ったこぼれ球をMF太田吉彰が左足ボレー。豪快にゴールネットを揺らし、先制点を奪った。前半28分にはMF富田晋伍がミドルシュートを狙い、同30分にも右クロスのセカンドボールを梁が右足ボレー。立て続けにシュートシーンをつくる。

 前半は追加点を奪えず、1-0で折り返したが、後半も主導権を握り続け、怒涛のゴールラッシュを見せた。後半10分、ロングボールをウイルソンが競ったこぼれ球を太田、赤嶺とつないでゴール前に走り込んだウイルソンが左足でシュート。GKとの1対1を制し、2-0と突き放した。

 後半24分にもウイルソンが右サイドに展開すると、太田の右クロスをウイルソンが頭で落とし、赤嶺が右足で追加点。さらに同33分、左CKからニアサイドに飛び込んだ渡辺がダイビングヘッドで叩き込み、4-0と試合を決定づけた。

 ナビスコ杯は3連勝でA組2位に滑り込んだ仙台。公式戦5試合負けなし(4勝1分)とし、首位を快走するリーグ戦に続いてナビスコ杯でも準々決勝進出を決めた。快進撃を続ける仙台。7月25日、8月8日の準々決勝ではF東京と対戦する。


▼関連リンク
ナビスコ杯2012特設ページ

TOP