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『国立ファイナル』に闘志 浦和MF阿部「このスタジアムで決勝ができることを嬉しく思う」

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 2020年東京オリンピック開催に向けて、2014年7月から改修工事に入る予定の国立競技場。数々の名勝負が行なわれた『サッカーの聖地』で、ナビスコ杯決勝が行われるのは、今回が最後になる。

 ナビスコ杯決勝の前日会見で、浦和レッズペトロヴィッチ監督、MF阿部勇樹、そして柏レイソルネルシーニョ監督、MF栗澤遼一の4名は、それぞれに改修前最後の国立ファイナルへの想いを口にした。

 阿部は「僕は小さい頃から、このスタジアムは目標であったスタジアムですし、いろいろな重要な試合を見たり、プレーしてきたりした歴史あるスタジアム」と話し、「明日もこのスタジアムで決勝ができることを嬉しく思います。良い結果が出るように、素晴らしい大会にしたいと思います」と、決意を新たにした。また、ペトロヴィッチ監督も「(国立での)最後のナビスコ杯ファイナルに勝利できれば、われわれにとって良い思い出になるのは間違いありません」と、タイトルへの意欲を見せる。

 対する柏の栗澤も「本当に素晴らしいスタジアムなので。選手として、ここでやれる幸せを感じながら、全力でプレーしたいと思っています」と鼻息が荒い。また、ネルシーニョ監督も、「私は日本での11年の間に、ここで何度も試合をしました。非常に感慨深い、好きなスタジアムであります。大きな喜びもありましたし、悔しい、悲しい思いもしましたが、すべてが良い思い出として残っています」と国立競技場への想いを口にし、「そういう意味では明日の試合も悔いのないように戦って、また素晴らしい国立に生まれ変わることを期待しております」と、続けた。

 改修前の国立競技場で、最後にナビスコ杯を掲げるのは、浦和と柏のどちらになるか。

(取材・文 河合拓)
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