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“珍事”GK山ノ井が終盤FPとして出場!控え4人の福岡が逃げ切り先勝に成功

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GK登録の山ノ井拓己がフィールドプレーヤーとして出場した

[8.3 ルヴァン杯準々決勝第1戦 神戸1-2福岡 ノエスタ]

 ルヴァンカップの準々決勝第1戦で、アビスパ福岡が敵地でヴィッセル神戸に2-1で先勝した。ホームとアウェーを入れ替えた第2戦は10日に行う。

 ルヴァンカップは決勝トーナメントに突入。ACL組がここから参戦となり、神戸の今季のルヴァン杯も今日からスタートとなった。一方の福岡は新型コロナウイルス感染症の影響で、ベンチメンバーが控えGK2人を含む4人という緊急事態。6年ぶりとなるベスト8だが、長谷部茂利監督は苦しい台所事情での戦いを強いられた。

 しかしそんな中で試合を優位に運んだのは福岡だった。前半44分にGK村上昌謙のロングボールにFWフアンマ・デルガドが競り勝って落とすと、前を向いて受けたFWジョン・マリが右足で蹴り込んでゴール右隅を揺らす。

 さらに後半13分には自陣からDFドウグラス・グローリが蹴ったFKに競り勝ったジョン・マリが落としたボールをMFルキアンが右足で巻くようにしたシュートでゴール右隅に蹴り込む。福岡が誇る強力外国籍選手が、強烈なパフォーマンスをみせた。

 神戸も2点を追う後半15分から、一時帰国から再入国したばかりのMFアンドレス・イニエスタと、ベンチスタートさせていたFW大迫勇也を投入。しかしゴール前を固める福岡の守備網を崩し切ることが出来ない。

 福岡は終盤、GKの山ノ井拓己がフィールドのユニフォームを着て準備をする場面もみられた。そして後半アディショナルタイム分にMF城後寿代えて山ノ井を投入。同25分にDF前嶋洋太、同31分にMFジョルディ・クルークスを使っていたために、交代のフィールドプレーヤーが残っていなかった。最前線に山ノ井を置いて、フアンマをボランチに下げることで対応する。

 しかし神戸も後半ディショナルタイムにMF飯野七聖のクロスから大迫が頭で合わせて1点を返す意地をみせて、第2戦の戦いに繋げた。

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