beacon

横浜FMがルヴァン杯準決勝で先勝! 浦和との均衡を破ったのはA・ロペスのPK弾、5年ぶり決勝進出に向けて第2戦へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

横浜FMがルヴァン杯準決勝で先勝

[10.11 ルヴァン杯準決勝第1戦 横浜FM 1-0 浦和 日産ス]

 YBCルヴァンカップ2023は11日に準決勝第1戦を行った。横浜F・マリノス浦和レッズの対戦は、横浜FMが1-0で勝利。後半14分にFWアンデルソン・ロペスがPKを沈めた。第2戦は15日、埼玉スタジアムで行われる。

 横浜FMは3シーズンぶりのルヴァン杯4強入り。準優勝に終わった2018年以来の決勝を目指す。4-2-1-3の布陣で、GKは一森純、4バックは左からDF永戸勝也、DF角田涼太朗、DF上島拓巳、DF松原健。ボランチ2人はMF山根陸とMF渡辺皓太。トップ下にMFナム・テヒで、前線3枚は左からFWエウベル、A・ロペス、FWヤン・マテウスとなった。

 3シーズン連続でベスト4に入った浦和は、優勝した2016年以来の決勝進出を狙う。4-2-3-1の布陣で、GKは西川周作、4バックは左からDF荻原拓也、DFマリウス・ホイブラーテン、DFアレクサンダー・ショルツ、DF酒井宏樹。ボランチ2人はMF岩尾憲とMF柴戸海。2列目は左からMF小泉佳穂、MF早川隼平、MF安居海渡で、1トップはFWホセ・カンテが起用された。[両スタメン&布陣]

 序盤は浦和がペースを握るも、前半15分にアクシデント。CKで早川が着地時に左足を痛め、プレー続行不可能となる。MF関根貴大がユニフォームに着替えて急きょ出場した。同19分にはカンテのボール奪取から関根が敵陣に突っ込む。こぼれたボールをカンテがシュートで蹴り込むが、大きくゴール枠を外れた。

 横浜FMは右サイドの松原を起点に、チャンスを作っていく。前半20分、PA右で松原からボールを受けたナム・テヒが折り返すも、A・ロペスには合わない。

 前半終了間際に、両者が決定機を創出。浦和は安居が右サイドから展開し、カンテが左足シュート。しかし、これもゴール枠を捉えない。横浜FMも直後、エウベルがPA手前からミドルでゴールを狙うが、ゴール枠外に外れた。両者拮抗したまま、前半はスコアレスで折り返した。

 後半に入っても両者は一進一退の攻防が続く。すると、後半14分に試合が動く。横浜FMはエウベルが左サイドからクロスを上げると、ファーサイドのY・マテウスのマークについていた荻原のハンドを誘発し、PKを獲得した。キッカーはA・ロペス。左足シュートをゴール左に決め切り、待望の先制ゴールを手にした。

 浦和は直後の後半17分に交代カードを切る。小泉を下げ、FW高橋利樹が入った。同21分には横浜FMが3枚替え。渡辺、エウベル、ナム・テヒに代えて、MF喜田拓也、FW水沼宏太、FW西村拓真が出場した。27分にはA・ロペスを下げ、今大会4ゴールで得点ランクトップタイに立つFW植中朝日が投入された。

 浦和は後半31分、両サイドから敵陣に迫る。左サイドから荻原がクロスを上げると、ゴール前で敵味方が交錯。誰もボールに合わせられず、ファーサイドに流れた。高橋が再度クロスを上げるも、相手にクリアされた。浦和も2枚替えを敢行。カンテと柴戸を下げ、FW興梠慎三とMFエカニット・パンヤが出場する。横浜FMは37分にY・マテウスに代えてFW宮市亮が入った。

 浦和は終了間際に酒井が2枚目の警告で退場処分となる。試合はそのまま終了し、横浜FMが1点を守り切り、1-0で勝利。チャンスを生かし切れなかった浦和はホームでの挽回を狙う。

(取材・文 石川祐介)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2023シーズンJリーグ特集ページ
●ルヴァン杯2023特設ページ
石川祐介
Text by 石川祐介

TOP