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就任5戦で14失点…風間監督「失点の80~90%はミスから」

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[5.16 ナビスコ杯第4節 川崎F0-3浦和 等々力]

 この日もゴールが遠かった。川崎フロンターレは公式戦2試合連続の無得点で2戦連続零封負け。風間八宏監督就任後、初の公式戦連敗となった。

「チームが悪くなっているわけではない。致命的なミスが多かった」。そう振り返った指揮官は就任5試合で14失点を喫している守備面について「これまで取られた失点の80~90%はパスミスから。そのミスが出るからといって、後ろに人を置くようなことはしない。ミスは減らさなければならないが、崩されているわけではない」と強調した。

 もともと多少の失点は覚悟のうえで、それ以上のゴールを奪うのがチームとしての狙いでもある。5試合で14失点の守備面よりも、公式戦2試合連続でノーゴールに終わった攻撃面に不満が残った。

「頭を使うことを求めているので、頭が疲れているのかもしれない」。風間監督がそう指摘すると、MF中村憲剛も「2連勝して、見えるものが出てきた。その分、一人ひとりの判断が遅れているのかなと。見えてきているのは練習の成果だけど、判断が遅れたら意味がない。ベストなタイミングでベストな判断をしないといけない」と言う。

「失点は全部自分たちのミスから。一つのミスでも悔しがるというか、もっとシビアにならないと。でないと向上しない」。発展途上の新生フロンターレ。2連勝後の公式戦2連敗が“生みの苦しみ”となるか。


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