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[全中]兄・大迫塁のような華のある選手に…神村学園中MF大迫晴がゴールラッシュを締めくくる1得点

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1得点を決めたMF大迫晴

[8.20 全中1回戦 神村学園中9-0たつの市立龍野西・御津・新宮中 屋島レクザムフィールド]

 お兄ちゃんの雰囲気を感じさせる左足でのゴールになった。神村学園中(鹿児島)は8点をリードして迎えた後半アディショナルタイム3分、MF伏原俐空(3年)の右クロスに走りこんだMF大迫晴(せい、3年)が左足で流し込んで、ゴールラッシュを締めくくった。

 この日は県予選の1回戦で右足首を痛めた影響もあって、後半開始から途中出場。松本翔監督も「ちょっとまだ重いですよね」と振り返ったように、本来の出来とは程遠いようだが、それでも1得点と結果を残せたことで、本人の気分はいいはずだ。

 4歳年上の「お兄ちゃん」の背中をずっと追いかけてきた。兄は現在セレッソ大阪に在籍するMF大迫塁。神村学園中のころから全国区で、同級生のFW福田師王とともに高校サッカー界でも名を馳せた。

 晴も高校サッカー選手権で活躍することに憧れを抱く。「自分は利き足は右だけど、プレースタイルは似ていると言われます。インサイドの蹴り方とかはずっと真似してきました。見ている人が楽しめるようなプレーがしたいです」。いずれは兄のような華のある選手に。まずは今夏、兄も経験できなかった中学日本一を目指すことで実力を証明する。

(取材・文 児玉幸洋)
●第54回全国中学校サッカー大会特集ページ
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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