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[MOM4019]新潟県MF野村塁生(帝京長岡高、2年)_大会直前に復帰のアタッカーが静岡から2発!!

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新潟県MF野村塁生(帝京長岡高、2年)は静岡県相手に技術力と得点力を発揮し、2ゴール。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.3 国体少年男子2回戦 静岡県 2-3 新潟県 真岡市総合運動公園運動広場(人工芝)]

 左膝の負傷によって、北信越ブロック予選は欠場。国体の2週間前に復帰したばかりだ。だが、メンバー入りし、「ここで結果を残す」の思いを持って国体に臨んだMF野村塁生(帝京長岡高、2年=A.C. Re:Salto U-15出身)が見事な2得点で新潟県を勝利へ導いた。

 まずは前半4分、MF平澤諒珂(帝京長岡高、2年)がダイレクトで上げた右クロスを頭で決めて先制点。27分にも平澤の右クロスを右足ダイレクトボレーで決めた。いずれも、ゴールエリアへ飛び込む形で決めたゴール。「平澤から良いボールが上がってきたのであとは決めるだけでした。クロスのボールに入って行くと言っていたので、練習通りにできて良かったです」という会心の2発でリードをもたらした。

 高いシュートセンスを発揮した野村は前半32分にも巧みな切り返しから、クロスバー直撃の右足ミドル。「憧れは去年の静岡学園の古川陽介選手(現磐田)。キックフェイントは参考にしていて、左足の切り返しとかずっと真似している」。惜しくも3点目のゴールに繋げることはできなかったが、練習で取り組んできた技を大舞台で表現した。

 野村は大阪府のA.C. Re:Salto U-15出身。帝京長岡へ進学し、「ゴールに向かう部分と止める・蹴るはずっと練習している」。着実に力をつけて今年は帝京長岡のAチームで活動しており、U-16新潟県選抜入り。怪我で悔しい思いもしたが、ギリギリ間に合った国体で躍動している。

「こういう全国の舞台は初めてなんで、結果残せて良かったし、次の試合も自分の得点で勝たせたいと思っています」。守備面の強度やオフ・ザ・ボールの動きなど課題改善にも取り組んでいる最中。国体で活躍を続け、飛躍を果たす。

(取材・文 吉田太郎)
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