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44年前の雪辱へ、メキシコ監督「カマモトが2点取ったことは覚えている」

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 ロンドン五輪準決勝でU-23日本代表と対戦するU-23メキシコ代表のルイスフェルナンド・テナ監督が5日、準決勝の舞台となるウェンブリースタジアムで公式会見を行った。メキシコが五輪でベスト4まで残ったのは日本と同じく1968年のメキシコ大会以来、44年ぶり。当時は3位決定戦で対戦し、日本が釜本邦茂氏の2得点で2-0で勝利をおさめ、銅メダルを獲得している。

 当時、10歳だったというテナ監督だが、「1968年の試合のことは覚えている。アステカでの試合で、カマモトが2点取った。パワフルなゴールだった」と回想。あと一歩でメダルを逃した44年前のリベンジを狙う試合は、メキシコにとって初の五輪でのメダル、初の決勝進出が懸かった大一番だ。

 日本とメキシコは大会直前の7月21日に英国・ノッティンガムで強化試合を行った。そのときは日本が後半42分にFW大津祐樹の劇的な決勝点を決め、2-1で勝利。テナ監督は「7番(大津)は素晴らしい選手。日本はチームとしてもオーガナイズされている強いチームだ」と警戒したうえで、「我々は一戦一戦強くなっている。明後日の試合はフィフティーフィフティーだろう。チャンスはイーブンだ」と分析していた。

(取材・文 西山紘平)

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