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東海リーグ最少失点の堅守・静産大が国士舘大に6失点完敗…「リベンジしたいなと思います」

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[9.3 総理大臣杯2回戦 国士舘大6-0静岡産業大 セイホクパーク石巻フットボール場]

 無情にもゴールネットは揺れ続けた。頭上は3度も抜かれ、最後のPKは正面に豪快に蹴り込まれた。合計6失点の完敗。GK渡邉良和(2年=中央学院高)は「自分の武器はアグレッシブにプレーすることですが、それが裏目に出て、今日はポジショニングの判断が出来ていなかったのかなと思います」と無念さを嚙み締めた。

「パワーを持って前からバトルしに行くということを試合の入りから意識していました。しょうがないという言い方はよくないけど、自分たちが前に行った結果だと思う。後半の4失点ももったいないシーンが多かった。GKとしてももう一回やらなきゃなと思わされた試合になったと思います」

 2大会ぶりの出場となった静岡産業大(東海2)は、1回戦で日本文理大(九州3)に2-0で完封勝ち。東海リーグ1部の今季の失点は11試合でわずか5。最少失点の堅守を一番の武器にして、全国大会にやってきていた。

 上には上がいる。ただ全国レベルの戦い、連覇を目指す国士舘大(関東1)と戦ったことを、後期の戦い、そして冬のインカレに繋げていきたいところだ。渡邉も「自分たちの目標にしてきたベスト8に挑戦できたことはプラス」と前向きにとらえると、「今日の敗戦を生かして、もう一回チーム一丸となって、インカレの出場権を獲得して、リベンジしたいなと思います」と気を引き締めた。

(取材・文 児玉幸洋)
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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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