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ブラサカのパラリンピック王者、ブラジル代表が7月に岩手合宿。日本代表と練習試合の可能性も

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昨年8月、ブラジルと対戦後に撮影

 東京五輪パラリンピックの出場権を確定させているブラインドサッカーのブラジル代表が7月4~17日まで岩手県遠野市内でキャンプを張ることがわかった。ブラジル代表はパラリンピックでアテネ五輪から4大会連続で金メダルを獲得。来年と同じキャンプ地で練習を続けることで、パラリンピック5連覇へむけたシュミレーションを行うことが目的だ。

 遠野市はブラジルと姉妹都市などは結んでいないが、遠野高サッカー部は全国高校サッカーに28回もの出場経験のある常連。地元の人が「遠野といえばサッカー」と言うほどなじみがあり、遠野市側はかねてからブラジル代表の招致に積極的だった。2016年度の岩手国体におけるサッカー競技の会場にもなり、練習施設などの競技施設はそろっている。

 ブラジル代表は現地時間の9日に行われた来年のパラリンピック出場権がかかったアメリカ大陸予選でも、強豪・アルゼンチン代表を下して優勝した。世界最強軍団の来日について、日本代表サイドもすでに情報をキャッチ。ブラジルが滞在している7月17日までの間に練習試合ができるかどうか検討しており、申し込む準備を整えている。実現すれば、日本代表がブラジルで2試合戦った昨年8月の南米遠征以来の対戦。日本代表はブラジルとは過去9度対戦し、1度も勝ったことがなく、対戦できれば、2020年にメダル獲得をめざす日本代表にとっても、そのシュミレーションを行う格好の場となる。

≪過去対戦成績≫
①2002.11.12●0-7(韓国)
②2006.11.25●0-7(アルゼンチン)
③2007.8.1●0-4(ブラジル)
④2013.3.20●1-2川村怜(埼玉)
⑤2014.11.9●0-4(宮城)
⑥2016.6.3●0-5(ブラジル)
⑦2017.3.20●1-4黒田智成(埼玉)
⑧2018.8.20●0-4(ブラジル)
⑨2018.8.21△0-0(ブラジル)
【注】名前は得点者。()は会場

(取材・文 林健太郎)

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