日本フットボールリーグ(JFL)のいわきFCが、来季のJ3昇格条件となる4位以内を確定させた。

　リーグ第29節で勝てば自力で4位以内を決めることになったいわきFCは、Jヴィレッジで東京武蔵野ユナイテッドFCと対戦。前半21分にMF山下優人のミドルがFW鈴木翔大の顔面に当たってコースが変わり先制点になると、同39分にはFW古川大悟のゴールで加点する。

　前半を2点リードで折り返したいわきFCは、後半22分に反撃の1点を浴びるが、同33分に途中出場のFW吉澤柊が勝利をグッと引き寄せる3点目を決めて突き放し、3-1で勝利した。

　いわきFCは福島県社会人2部リーグを戦っていた2016年より「サッカーを通じて、いわき市を東北一の都市にする」のクラブビジョンのもとで本格強化を開始。「アンダーアーマー」を日本で展開するドームの全面支援を受けて、Jクラブ入りを目指してきた。

　強化は年々進み、天皇杯ではJ1クラブを破る波乱を演じるなど注目を集め、2020年にJ3入りが目前となるJFLに昇格。1年目は惜しくも昇格を逃したが、2年目は開幕から勝ち星を積み重ねて優勝争いを演じている。そしてこの度、苦節6年、J3昇格に必要な順位条件である4位以内を確定させた。

　いわきFCにはすでに来季のJ3ライセンスの交付が決まっており、今後、Jリーグの理事会での承認を経て、正式にJ3参入が決まる。

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