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GKの“6秒ルール”は8秒に増加して厳格化、違反時の再開方法も変更へ…IFABが下部カテゴリでの試験導入を承認

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“6秒ルール”が将来的に変更か

 国際サッカー評議会(IFAB)は2日に年次総会を行い、GKがボールを手で保持できる時間に関するいわゆる“6秒ルール”について、7月から各国の3部リーグ以下で新たな基準によるルールの試験導入を認めることを決定した。

 現在の競技規則ではGKが6秒以内にボールを手や腕から放さなければいけない。違反した場合はボールがあった地点から相手チームに間接フリーキックが与えられる。しかし6秒を正確に計測する運用はされておらず、主審が催促してからパントキックが行われるシーンが一般的だ。

 IFABはこうした現状を踏まえて各国の下部カテゴリのうち、希望する大会で新基準のトライアルを行うことを決めた。IFABの発表や『beINスポーツ』など各メディアの報道によると、新基準では制限時間を8秒に増加させた上でこれまでよりも厳格に計測するという。主審は残り5秒から片手を挙げて指でカウントダウンをスタート。8秒を超過した場合はこれまで相手の間接FKになっていたところ、相手のコーナーキックかペナルティーマークの延長線上からのスローインでの再開になる。どちらの再開方法を選択するかは大会側があらかじめ決定する。

 再開方法の変更は大きなトピックになるが、これはゴール前からの間接FKとする現在の規定が主審に計測の迷いを生じさせているためだとされている。IFABはトライアルでの反応や結果を踏まえ、正式な競技規則として世界中で導入するか、現在の規定を保つかなどを決めていく。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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