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[総体]柳ヶ浦はペルー出身の強力CBが決勝ヘッド

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[6.1 全国高校総体大分県予選準決勝 大分工高 2-3(延長)柳ヶ浦高 大分スポーツ公園]
 
 ペルー出身で中学時代に母親とともに来日したという柳ヶ浦高CBルハン・アントニオ(3年)が攻守で躍動した。182cmの高さを活かした守備で相手のロングボール、クロスを味方の攻撃の起点に変えると、2-1と勝ち越した後の延長後半3分にはFW小野田将人の左CKにファーサイドから飛び込んで頭でゴールへ叩き込んだ。チームメートと「練習通り!」と喜んだCBの決勝弾でチームは決勝へ勝ち上がった。

 野口健太郎監督が「兄貴が昨年、小野田とともにエースだった。彼(ルハン)も本当はセンターフォワード。前で使うような場面もあるんですよ」と説明するように本来はストライカー。だが現在はDFの中心として「1対1で競ったらまず負けない」(野口監督)という力をピッチで発揮している。準決勝ではセットプレーからの失点など、相手にやられていたシーンもあっただけに、決勝ではより集中した守りを見せることができるか。全国舞台でどのくらい通用するのかも、注目のCBだ。

[写真]延長後半3分、柳ヶ浦はルハン・アントニオが決勝ヘッド!

(取材・文 吉田太郎)

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