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得点ランク首位の小森が3発!富山一が選手権V世代以来のベスト8進出!

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エースFW小森飛絢が3得点。富山一高がベスト8進出。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.9 総体3回戦 富山一高 3-0長崎日大高 鈴鹿]

 平成30年度全国高校総体「2018彩る感動 東海総体」(インターハイ)サッカー競技3回戦が9日に行われ、三重交通G スポーツの杜 鈴鹿(第4グラウンド)の第1試合では富山一高(富山)と長崎日大高(長崎)が激突。富山一がエースFW小森飛絢(3年)の3得点によって3-0で勝った。

 選手権優勝世代が8強入りした13年以来の8強入りを狙う富山一と、前日のインターハイ初勝利から一気に8強進出を目指す長崎日大との一戦。前半は追い風に乗って攻める長崎日大が押し気味に試合を進めた。

 1トップに位置するFW藤本蓮(3年)の抜け出しを活かした縦パスや、サイド攻撃からゴール前のシーンを増やす。クーリングブレイク明けの22分には右SB堀江泰介(3年)のクロスからMF三浦楓生(3年)が左足シュートを放ち、29分にもMF山下真汰郎(3年)のクロスがゴール前を横切る。

 一方、富山一は前線へのロングボールやCB多賀稔人(3年)のロングスロー、左SB橋爪晃広(3年)の左足FKからゴール前のシーンを増やそうとする。空中戦で高さを発揮していた相手CB坂口蓮登(3年)らに跳ね返されていたものの、30分には今大会4ゴールで得点ランキング首位の小森がDF2人のマークを外して右足シュート。直後にも左ショートコーナーから小森が右足を振り抜いた。

 そして後半3分、富山一は中央から左サイドへ展開。最後は折り返しを受けた小森が右足シュートを左隅に蹴り込んだ。長崎日大はすぐさま反撃。スピードのあるパスワークから押し返すが12分、富山一が追加点を奪う。長崎日大GKがDFライン背後のスペースをケアするために大きく飛び出したが、富山一が奪い返してMF倉田歩武(3年)がシュート。最後は小森が右足シュートをゴールに叩き込んで2-0とした。

 今大会無失点の富山一は守備範囲広いCB中田青主将(3年)やMF山田桂大(3年)、倉田らが相手の攻撃をスピードダウンさせる。逆に3点目のチャンスを作り続けた富山一はアディショナルタイムにも小森がこの日3点目となるゴール。3-0で勝ち、11日の準々決勝へ駒を進めた。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2018

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