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日章学園が3発で打ち合い制し尚志との2回戦へ! 鹿島学園は0-3から怒涛の追い上げも

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日章学園が2回戦へ(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[8.14 総体1回戦 鹿島学園2-3日章学園 日東シンコー丸岡サッカー場]

 令和3年度全国高校総体(インターハイ)「輝け君の汗と涙 北信越総体2021」サッカー競技(福井)は14日、開幕した。1回戦第2試合は日章学園高(宮崎)が鹿島学園高(茨城)を3-2で退け、2回戦に進出した。

 先手を取ったのは日章学園だった。前半27分、MF金川羅彌(2年=日章学園中)の左CKからMF前田聖七(3年=日章学園中)がつなぐと、FW葭岡遥来(3年=日章学園中)がヘディングシュートでネットを揺らした。前半30分にはDF藤本晃士が負傷するアクシデント。担架でピッチの外に運び出され、32分にDF蔵屋明徹との交代を余儀なくされた。

 日章学園のリードで前半を折り返すと、雨脚が強まる中で激戦が展開される。日章学園が決定機を創出すれば、鹿島学園の守備陣が体を張って跳ね返す。日章学園も鋭いプレッシャーで攻撃を寸断し、フィニッシュまで持ち込ませない。拮抗した展開が続くと、日章学園が次の1点を奪った。

 後半19分、葭岡のパスで抜け出したFW木脇蓮苑(3年=日章学園中)がドリブルで仕掛け、右足シュート。これはGK小副川虎之介(3年=グランパスみよしFC)が防いだが、こぼれ球に反応した葭岡が押し込み、連続ゴール。後半23分には木脇との連携で抜け出したMF前田聖七(3年=日章学園中)がGKとの1対1を制し、勝利を決定づけた。

 3点ビハインドとされた鹿島学園だったが、ここから怒涛の追い上げを見せる。鈴木雅人監督は後半21分に3枚を替えを敢行し、 FW森龍ノ介(1年=大阪市ジュネッスFC)、MF熊倉優希(2年=ウイングスSC)、FW西川竜瑛(3年=グランパスみよしFC)を投入し、一気に流れを引き寄せる。

 後半24分、DF佐々木輝大(3年=川崎フロンターレU-15)のスルーパスに抜け出した森がGKの股下を抜く技ありシュートで1点を返すと、その2分後には西川が右足でネットを揺らし、1点差に詰め寄った。鹿島学園は土壇場で意地を見せたが、反撃はあと一歩及ばず。3-2で競り勝った日章学園が初戦を突破。2回戦は尚志高(福島)と対戦する。

●【特設】高校総体2021

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