beacon

1年生CB尾崎凱琉が先制ヘッド!大阪桐蔭が難敵・帝京三を退け、2回戦へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

前半15分、大阪桐蔭高の1年生CB尾崎凱琉が先制ゴール。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.15 インターハイ1回戦 大阪桐蔭高 2-0 帝京三高 三国運動公園人工芝グラウンド]

 5大会ぶりに出場の大阪桐蔭高(大阪)が初戦を突破した。15日、インターハイ1回戦2日目が行われ、大阪桐蔭高(大阪2)と帝京三高(山梨)が激突。大阪桐蔭が2-0で勝ち、関西学院高(兵庫)との2回戦へ進出した。

 大阪桐蔭は登録変更によってメンバー入りした1年生CB尾崎凱琉を初戦で先発起用。前への強さに加え、永野悦次郎監督が「スピードあるんですよ」と説明していたルーキーが大仕事をしてのけた。

 前半15分、大阪桐蔭は右サイドPAやや外側の位置でFKを獲得。これをMF田中俊真(3年)が左足で蹴り込むと、中央の尾崎がヘディングシュートをゴール左へ突き刺した。尾崎は守備面でも健闘。帝京三は山梨県予選決勝の延長戦で劇的な決勝ヘッドを決めている長身FW細田皐太(3年)にボールを集め、MF小林凜太郎(3年)のロングスローを交えて攻めて来ていたが、CB小林柾輝主将(3年)らとともに連係しながら守り続ける。

 次の1点を奪ったのも大阪桐蔭だった。前半27分、前線でのボールキープ光る10番FW中塚亮晴(3年)と田中で左サイドを切り崩し、最後は左SB朝山大輝(3年)が左足でゴールを破った。

 先発抜擢の1年生DFと、大阪府予選で対人守備の強さを見せつけていたDF朝山のゴールで2-0。最近10年で4度ベスト16入りしている帝京三も反撃する。MF山本圭吾(3年)が切り返しから右足シュートを打ち込み、ショートコンビネーションからMF菅野恭生(3年)が右足を振り抜くが、いずれも大阪桐蔭GK薮中優希(3年)の守備範囲。追撃することができない。

 大阪桐蔭は特長である連続性高い守備を継続。集中力が切れそうになる時間帯も得点を許さず、逆にサイド攻撃から追加点のチャンスを作る。突き放すことはできなかったものの、2-0で勝利。12年大会で3位に入っている大阪の強豪が、山梨の難敵を退けてまず初戦を突破した。


●【特設】高校総体2021

TOP