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帝京安積にまたも尚志の壁…「選手権では絶対に倒して全国に行きたい」

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[6.5 インターハイ福島県予選決勝 尚志3-0帝京安積 Jヴィレッジ]

 過去4大会で3度目となる決勝の組み合わせ。福島県で新興勢力として台頭している帝京安積高だが、尚志高の壁は今回も厚かった。今年のチームも昨年12月の新人戦の準決勝で0-1で敗戦。さらに今年に入っても1月の東北新人大会の2回戦で1-2、そして4月のプリンスリーグ東北で0-1。そしてこの日も完敗を喫してしまった。

 序盤こそ互角の内容を演じたが、70分を通して放ったシュートも前半の1本のみ(尚志は13本)だったことを考えれば、内容面でも完敗だった。主将FW横塚翼(3年=鹿島つくば)も「尚志を倒して全国という中で、立ち上がりはやりたいことが何回かできたけど、後半は自分たちの甘さが出てしまった」と反省する。

 ただ挑戦し続けないことには、道は開けない。横塚も「技術的な部分でも、メンタルでも尚志さんの方が上」と現実を受け止めた上で、「そういったところを突き詰めていかないと尚志さんには勝てない。もう一回一からしっかりと取り組んで、選手権では絶対に倒して、全国に行きたいと思います」と気合を入れ直した。

(取材・文 児玉幸洋)
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